「anoma(アノマ)プロテイン」の口コミ&味レビュー!会社訪問して効果的な飲み方を聞いてきた
タンパク質ブームにより、プロテインは随分と身近な存在になりました。市場には多くのプロテイン商品が登場し、中にはユニークな特徴を持つアイテムも。
中でも、えんどう豆プロテイン(ピープロテイン)は、ホエイやソイ以外の選択肢として存在感を強めてきています。
今回、えんどう豆と玄米のタンパク質を掛け合わせた『anoma(アノマ)プロテイン』を展開する株式会社ACROVE(アクローブ)にインタビューを行い、えんどう豆プロテインのメリットをはじめ、商品の特徴やこだわり、効果的な飲み方を聞いてきました。
記事後半では、味レポや購入者の口コミなどをお届けします。
まずはここから! プロテインを活用するメリットって?
はじめに、プロテインを利用するメリットから。そもそも、プロテインを飲むメリットってなに? 食事でタンパク質をとればよいのでは? そんな疑問に、anomaブランドマネージャーの奥田響さんが答えてくれました。
左:奥田さん。anomaプロテイン愛の強いスタッフとともに
「タンパク質を食事で摂っていただくのはもちろん問題ないのですが、1日に必要なタンパク質量を食事だけで補うというのは、なかなか難しいと考えています。食事だけで補うとしたとき、たとえば女性の場合でも卵なら 8個以上食べる必要があります。朝食を簡潔に済ませるタイプの人だと、お昼と夜だけでタンパク質をガッツリと補う必要がありますが、結構難しいですよね。さまざまな生活スタイルのなかで、タンパク質を手軽に補う方法のひとつとして、プロテインがあると考えています」(奥田さん)
食べ物からタンパク質を摂取するとき、もれなく糖質や脂質もセットでついてきます。どちらも大事な栄養素ですが、できれば余分な糖と脂肪は削りたい。そんなときに役立つのがプロテインです。食事だけでは補いきれないタンパク質を補給する方法のひとつとして、プロテインを活用すると便利です。
動物性プロテインと植物性プロテイン、どちらにする?
プロテインには「動物性」と「植物性」の2種類がありますが、どちらを選べばよいか悩む人もいるのでは。それぞれどんな違いがあるのでしょうか。
「動物性プロテインと植物性プロテインの大きな違いは、吸収率と速度です。動物性タンパク質であるホエイプロテインは吸収率も高く、すぐ吸収されるため、トレーニングされる人に好まれています。運動後の筋肉のリカバリーとして選ぶ人が多く、プロテインの種類としてはもっともメジャーです。一方、植物性タンパク質は吸収速度が遅く、だいたい3時間くらいでゆっくりと吸収されていきます」(奥田さん)
たしかに、筋トレをする人はホエイ、ダイエットの腹持ち対策にはソイという話をよく聞きます。
「原材料にも違いがあります。動物性タンパク質は牛乳がメインで使われていますが、実は乳製品をとるとお腹の調子が悪くなる日本人は多く、アジア人の90%ほどは乳糖不耐症と言われています。そうした人たちは植物性タンパク質を選んでいます」(奥田さん)
動物性、植物性ふくめ伸び盛りのプロテイン市場ですが、そのぶんライバルも多くいます。他商品にはないanomaプロテインの特徴を追っていきましょう。
関連記事:乳糖不耐症におすすめのプロテインは。種類と飲み方|マッスルデリ管理栄養士が解説
anomaプロテインの“推しポイント”を聞いてみた!
「anomaプロテインの大きな特徴は、まず100%植物性という部分です。植物性プロテインというとソイ(大豆)が一般的ですが、本製品はえんどう豆と玄米を組み合わせたものとなります。また、品質にとてもこだわっていること、栄養素としてタンパク質のほかにアミノ酸や食物繊維、MCTオイルなども配合していることなどが挙げられます。あとは環境へのメリットが大きいというのもポイントです」(奥田さん)
植物性タンパク質は、動物性タンパク質と比較すると飽和脂肪酸含有量が低く、コレステロールを低下させるとされていますが(※)、問題は吸収率がイマイチということ。これを解消するために、玄米プロテインをプラスしたといいます。
「従来のえんどう豆プロテインは、アミノ酸数値から見ても効率よくタンパク質を吸収しにくいバランスとなっています。そこで玄米タンパク質を独自比率で配合することで、体にもっとも吸収されやすいバランスへと仕上げました」(奥田さん)
(※)Dietary pea protein stimulates bile acid excretion and lowers hepatic cholesterol concentration in rats.
アミノ酸(BCAA・アルギニン)も高配合しているため、素早い吸収を可能としつつ、えんどう豆タンパク質で持続力も強化。とくにランニングなど持久力系のスポーツと相性がよいそうです。まさにホエイとソイの“いいとこどり”を実現していますね。
また、血糖値の急上昇を防ぐ食物繊維(デキストリン)、また “良質な脂質”として最近話題のMCTオイルも配合しています。
関連記事:「MCT(中鎖脂肪酸)オイル」にはどんな効果や働きがあるのか。業界大手の日清オイリオグループを取材した
なぜ原材料にえんどう豆を選んだのか
ここで気になるのが、吸収されにくいえんどう豆タンパク質をチョイスした理由です。同じ植物性タンパク質であるソイではなく、えんどう豆を選んだのはなぜでしょうか。
「えんどう豆を選んだ大きな理由のひとつは、アレルギーリスクが非常に少ないという部分です。ソイアレルギーのある方も多くいる中で、えんどう豆の場合はそのリスクが低く、より多くの人にお試しいただけると考えました。あとは、環境面への配慮という点もあります。ホエイ(牛乳)と比べて温室効果ガス量が少なく、ソイ(大豆)と比べても土地や水の使用量をかなり抑えられます。環境に配慮しつつタンパク質を摂取できるという点で、環境を気にされる人に選んでいただけています」(奥田さん)
えんどう豆自体が環境にやさしい原材料であると語る奥田さん。ホエイやソイと比べたとき、えんどう豆は以下の環境配慮がされているといいます。
- 生産過程で排出する温室効果ガス量が、乳牛の1/36
- 生産過程で使用する土地が、乳牛の1/6
- 生産過程で使用する水の量が、大豆や動物性タンパク質より大幅に少ない
毎日飲むものだから、質のいいプロテインを
こうした環境面を考えつつ、品質にもこだわりが。anomaプロテインは600gで税込5800円とハイエンドですが、そのぶん品質に対する妥協を許さない姿勢がありました。
「体に不要なものをなるべく排除した製品になっています。毎日飲む、常に体に入れるものとして、どういうものを使っているのかという部分をクリアにしています。従来のプロテインは産地までは決まっていないことが多く、シーズンごとに安い国から原料を仕入れたりしています。時期によって品質が変化していることもあります。その点、anomaプロテインは特定のフランス産のえんどう豆を使用しています」(奥田さん)
フランス産にした理由は、分別生産流通管理済みのえんどう豆だから。遺伝子組み換えの基準が厳しいヨーロッパで基準をクリアした原材料のみを仕入れ、国内の工場で製造しているといいます。
また、保存料や着色料、人工甘味料も不使用。アレルゲンフリー、グルテンフリー、乳製品フリー、ヴィーガンの方も安心してお飲みいただけます。
毎日飲むからとコスパ重視の人も多いかと思いますが、毎日体に入れるものだからこそ、質のいいものをとり入れたいですね。
いよいよ試飲! 編集部イチオシのフレーバーは……
忘れてはならないのがプロテインの“味”です。おいしくなければ続きません。
個人談ですが、昔飲んだえんどう豆プロテインは“THE・豆!”という感じの、青々しい味だったので、やや身構えつつ試飲してみました。6フレーバーあります(2023年4月時点)。
抹茶風味
飲む瞬間ふわりと抹茶の香り。サラッとした飲み心地で、後からややとろみを感じます。青臭さもなく、あっさりとした甘さ控えめでした。人気No1がこの抹茶だそうです。京都の宇治抹茶使用。
コーヒー風味
コーヒー牛乳の味です。苦みはなく、こちらも甘さ控えめ。やっぱりコーヒーフレーバーはハズレなし! アラビカ種のコーヒー豆を使用。
チョコレート風味
チョコレートフレーバーはとにかく甘いものが多いなか、こちらは非常に甘さが抑えられています。後味にも甘さが残らないので、起床時やトレーニング後でものど越しサラッといただけそうです。3種類のココアを組み合わせています。
キャラメルアーモンド風味
ややとろみを感じるのど越し。他フレーバーと比べると甘みが強めですが、他メーカーのプロテインよりはあっさりめでちょうどよかったです。老舗黒糖工場で作った黒糖キャラメルを使用しています。
バナナシェイク風味
ややとろみがありますが、飲んでみるとあっさりしたバナナミルクといった感じです。こちらも人気のフレーバーだそう。チョコレートとミックスしてみるのもいいかもしれません。ちなみにエクアドル産のバナナ使用です。
マンゴーミックス風味
クリーミー系のマンゴーミルクといったお味です。さらさらとしたのど越しでおいしい! 沖縄産のマンゴーを使っています。
個人的お気に入りは「キャラメルアーモンド」です。甘さを抑えたものがお好きであれば「コーヒー」が気に入るかもしれません。
anomaプロテインユーザーからの口コミ
ちなみに利用者からの口コミも届いており、一部ご紹介します。
人工甘味料を使用していないので不自然な甘さがないので凄く良いです。玄米プロテインの特徴なのか水や豆乳だけで溶かすとトロッとした口当たりになって少し重たく感じるので、ベリーやバナナと一緒にスムージーにして飲んでいます。リピートして飲み続けたいと思いました。
チョコレートを注文したのですが、甘すぎず薄すぎず想像以上の美味しさでリピート決定です!これでヴィーガンなのも人工甘味料不使用なのも本当にうれしい。
美味しく、また、溶けやすさに感動!他社のピープロテインも購入したことがありますが、とにかくダマになりやすい買ったです。それに対してanomaプロテインはとても溶けやすく助かります。
日本で人工甘味料不使用のプロテインを他に見たことがない。原料、成分についてもとてもこだわっている。実際飲んでみても美味しいし飲みやすい!私は陸上の中距離が専門だがこれを飲んでいて練習後の疲労回復が早くなったと感じている。
おいしい! ダイエットと体作りのため、プロテインを飲んでおりますが、人工甘味料を取りたくなく、色々なプロテインを試しましたが、こちらが一番美味しいです!水で溶かしても美味しいですが、低脂肪乳で溶かすとさらに美味しく、プロテイン=飲まなくちゃいけないもの、から、トレーニング後のご褒美、に変わりました!これからも継続したいです。・おいしい袋を開けたときに抹茶の香りがすごくて驚きました!毎朝欠かさずに飲んでいます。
毎日のタンパク質補給に、プロテインドリンクという選択肢
プロテインはマッチョや筋トレ女子が飲む特殊なドリンクではなく、もちろんムキムキになるサプリメントでもありません。タンパク質の重要性が認知されるにつれ、“食事だけでは補いきれないタンパク質を補給する”という視点で、プロテインを取り入れる人も増えてきています。
プロテインデビューの人はもちろん、お腹を壊すからホエイ以外で摂りたい、ソイプロテインにしたいけれど吸収率が気になる……さまざまな事情を持つ人にも、anomaプロテインは手に取っていただきやすいのではないでしょうか。
anomaプロテインの特徴まとめ
- えんどう豆×玄米で「100%植物性たんぱく質」を効率よく吸収
- ヴィーガン、乳糖不耐症の人もOK
- 人工甘味料、保存料、着色料、乳化剤不使用
- 原料の産地にまで徹底のこだわり
- 定期プラン利用で14%オフの5510円(税込)
- Amazonアカウントで簡単に申し込める
- いつでも解約可能&送料無料!
anomaプロテイン商品情報
- anomaプロテイン600g(抹茶風味)
原材料名:えんどう豆たんぱく、抹茶、玄米たんぱく、クロレラ粉末、中鎖脂肪酸粉末(MCTオイル)、デキストリン、甘味料(ステビア)、香料、ロイシン、バリン、イソロイシン、加工でん粉
栄養成分:エネルギー/118.5kcal タンパク質/21.3g 脂質/2.6g 炭水化物/2.5g BCAA/3,795mg アルギニン/1,650mg
- anomaプロテイン600g(コーヒー風味)
原材料名:えんどう豆たんぱく、玄米たんぱく、コーヒーエキス粉末、マルチトール、コーヒー粉末、中鎖脂肪酸油粉末、デキストリン、パラチトース/香料、ロイシン、バリン、イソロイシン、甘味料(ステビア)、加工でん粉
栄養成分:エネルギー/116.7kcal タンパク質/20.7g 脂質/2.3g 炭水化物/3.3g BCAA/3,573mg アルギニン/1,575mg
- anomaプロテイン600g(チョコレート風味)
原材料名:えんどう豆たんぱく、ココアパウダー、玄米たんぱく、中鎖脂肪酸粉末(MCTオイル)、デキストリン、香料、ロイシン、甘味料(ステビア)、バリン、イソロイシン、加工でん粉
栄養成分:エネルギー/119.4kcal タンパク質/20.4g 脂質/2.9g 炭水化物/2.9g BCAA/4,230mg アルギニン/1,629mg
- anomaプロテイン600g(キャラメルアーモンド風味)
原材料名:えんどう豆タンパク、玄米タンパク、黒糖、食塩、中鎖脂肪酸油、デキストリン、香料、L-ロイシン、甘味料(ステビア)、L-バリン、L-イソロイシン、加工でん粉
栄養成分:エネルギー/121.5kcal、タンパク質/20.9g、脂質/2.6g、炭水化物/3.6g、食塩相当量/1.0g
- anomaプロテイン600g(バナナシェイク風味)
栄養成分:エネルギー/121.5kcal、タンパク質/20.6g、脂質/2.7g、炭水化物/3.6g、食塩相当量/1.1g BCAA/4,176アルギニン/1,644mg
原材料名:えんどう豆タンパク、バナナパウダー、玄米タンパク、マルチトール、中鎖脂肪酸油、デキストリン、パラチノース / 香料、甘味料(ステビア)、L-ロイシン、L-バリン、L-イソロイシン、加工でん粉 - anomaプロテイン600g(マンゴーミックス風味)
栄養成分:エネルギー/122.7kcal タンパク質/21.1g 脂質/2.6g 炭水化物/3.7g 食塩相当量/0.9g BCAA/4,434mg アルギニン/1,659mg
原材料名:えんどう豆たんぱく、バナナパウダー、玄米たんぱく、マルチトール、中鎖脂肪酸油、デキストリン、パラチノース
<Text & Photo:編集部>