ヘルス&メンタル
2024年7月3日

睡眠専門医が教える、今夜からできる「睡眠の質を上げる」5つのコツ (1/2)

理想的な睡眠時間は6時間~8時間と言われています。
しかし、なかなか眠れない日が続くときは、眠り始めの最初の3時間を「質の良い睡眠」にすることで、短時間睡眠でも効率よく回復することができます。
短い睡眠時間でも効率よく回復することに焦点を当て、日常に取り入れやすい「タイパ睡眠術」を睡眠専門医の坪田氏が解説します。

質の良い睡眠=深い眠りと浅い眠りがバランスが取れていること

質の良い睡眠とは、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)の割合と順番がポイントになります。

7~8割がノンレム睡眠、残りの2割がレム睡眠がベスト。

また、眠りはじめてだんだんと深い眠り(ノンレム睡眠)、続いてレム睡眠、ノンレム睡眠と繰り返し、起床にかけて少しずつ浅くなり、レム睡眠で起床すると、起床時の疲労感がなくスッキリと起きることができます。

睡眠の質を向上させる5つのTips

Tips1 “光のコントロール”で朝まで快適な睡眠を

睡眠の質を向上させるには、大きく分けて3つのアプローチがあります。

①「生活習慣」
②「寝室の環境」
③「ストレス対処」

すぐ改善できるのは、②の「寝室の環境」。

日中は明るい環境で過ごし、夜寝る30分~1時間前にはスマートフォンなどのブルーライトを遮断し、間接照明などにして脳への光の刺激を減らしましょう。

見落としがちなのが、寝ている間の朝方の光です。

夏場は日照時間が長く、朝早く明るくなるので知らない間に浅い睡眠が続きがち。しっかりと遮光カーテンやアイマスク等で明け方の光もコントロールすると良いでしょう。

暗いとなかなか起きられないという方は、スマート家電などを使って時間指定で電気をつけるなどの工夫もおすすめです。

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