フィットネス
2024年12月4日
懸垂(チンニング)ができない初心者へ!やり方&トレーニングのコツ (1/3)
懸垂(チンニング)は、体幹や腹筋、広背筋、上腕二頭筋など、広範囲の筋肉を鍛える筋トレです。多くのジムには、懸垂をするためのトレーニングバーが用意してあるでしょう。
近くの公園などに適当な高さの鉄棒さえあれば、ジムに通う必要すらありません。海外では、太い木にぶら下がって懸垂をしている人も。
しかし、過去にあまり運動経験がない人は、懸垂が1回もできないこともあります。懸垂が1回もできない、あるいは数回しか続けられない人が「できるようになる」には、どんな練習をすればいいでしょうか。
まずは筋力をつけることから始めよう
懸垂は単純な動作です。まず鉄棒からぶら下がって、次にあごを棒の上まで持ち上げる。ただそれだけです。
マスターするべきコツやテクニックも特にありません。懸垂ができないのは、単純にそのための筋力が不足しているからです。
今回の練習の目的も、懸垂に必要な筋力をつけることに主眼を置きます。
「ストリクト」を覚える
静止した状態から無反動で懸垂を行う「ストリクト」から練習していきます。
ストリクト
今回ご紹介するのも、この「ストリクト」の懸垂ができるようになるための練習方法です。「急がば回れ」ですから、あせらず筋力を少しずつ増やしていきましょう。
ステップ1.ぶら下がりホールド
まずは、鉄棒から肘を伸ばしてぶら下がるだけ。
手のひらは前に向けて、手幅は肩幅と同じぐらいの広さの位置で握ります。足先は揃えて、体が1本の棒になったような状態を保ちましょう。
このとき、おもに鍛えているのは握力と広背筋です。
ぶら下がっていられる時間を徐々に伸ばします。30秒を無理なくできるようになったら、次の段階に進みましょう。