「内もも(内転筋)」を鍛えて太ももを細くする方法|バレエダンサーはなぜ細い?バレエに学ぶ筋トレ&ストレッチ (3/3)
伸縮性のあるバンドを利用して、内ももを鍛えるエクササイズ
内ももを鍛えるエクササイズ《3》
【1】伸縮性のあるゴムバンドを、バー(椅子やタンスの脚などでもOK)にかけて輪っか状にし、左の足首に引っかけます。このとき、両脚を股関節から外側に回し、つま先を開いた状態で立ちます。
無理に180度開く必要はなく、できる範囲(90度程度)で構いません。
【2】左の内ももを、右の内ももに寄せるイメージで、ゆっくりとゴムバンドを引っ張ります。体の中心軸は右のつま先寄りにし、左足は軽く宙に浮いていてOKです。
ゆっくりと10回ゴムバンドを伸び縮みさせたら、少し休んで3セットおこないます。その後、バンドを付け替えて、右足も同様におこないます。
「伸縮性のあるバンドであれば、どんなものでも構いません。内ももが動くのを感じられるようなら、バンドなしでもおこなうことができます。何かにつかまって、片足ずつ、内ももを集めてみてください」
山口先生によると「内ももは普段の生活で動かすことの少ない筋肉」。最初は、エクササイズ中に筋肉が働いていることを感じにくくても、続けるうちに「今、内転筋が動いた」と感じられるようになるはず。コツコツ続けてみてください!
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【監修者プロフィール】
山口愛(やまぐち・あい)
Kバレエスクール吉祥寺校・主任教師。5歳よりバレエを始め、11歳より石神井バレエアカデミーにて外崎芳昭、山崎敬子に師事。2000年、ロシア国立ワガノワ・バレエアカデミー留学。帰国後NBAバレエ団入団。2001年NBA全国バレエコンクール、シニアの部第3位受賞。 2003年、東京新聞全国バレエコンクール、パ・ド・ドゥ部門ファイナリスト。2006年4月、Kバレエ カンパニーに入団。2009年よりKバレエスクールにて教師を務める。
【取材協力】
BALLET GATE
熊川哲也さんが大人の女性(満15歳以上)のために設立したバレエスタジオ。熊川さんは英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルとして活躍し、帰国後Kバレエ カンパニーを創立。ダンサーとしてはもちろん芸術監督をも務める。日本においてバレエ文化を伝承したいという思いのもと、BALLET GATEを設立。恵比寿、吉祥寺、横浜、福岡、大宮の5カ所にスタジオがあり、どのスタジオでも受講可能なグランド会員(入会金3万円)と、入会したスタジオのみ利用できるホーム会員(入会金1万円)がある。レッスンはチケット制。
[HP]http://www.k-balletgate.com/
<Text:富永明子+アート・サプライ/Photo:斉藤美春>