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子どものフィギュアスケート、いつから習わせればいい?費用はどのくらいかかる?選手になりたい場合は?

 浅田真央さんや羽生結弦選手がオリンピックなどの国際大会で華やかな活躍をするのを見て、フィギュアスケートを習ってみたいというお子さんも多いかと思います。しかし、「いつから始めたらいいの?」「費用はどれくらいかかる?」と心配される方も多いようです。子どもにフィギュアスケートを習わせる場合のポイントをリサーチしてみましょう。

いつからフィギュアスケートを習わせればいい?

15㎝の靴が履けたら教室に通わせよう

 まず、子どもにフィギュアスケートを習わせたいと思った場合、一番身近なのは、各アイススケート場にある教室に入ることです。よく「習い事は3歳から」と言われますが、フィギュアスケートの場合も、ほかの習い事と同様に、幼稚園入園ぐらいのタイミングで始める人が多いようです。

 大阪府立臨海スポーツセンターが開催しているKIDSスケート教室は、未就学児が対象で、教室は4歳から受け入れています。レッスン60分に加え、フリー滑走の時間も30分あり、小さな子どもでも飽きない工夫をしています。料金は、4歳~中学生なら、月45300円、月3回3970円。高校生以上なら、月4回6930円、月3回5210円です。

 福岡県の飯塚アイスパレスでも、スケート教室を開催しています。一般コースは、月4回、木曜日と土曜日に開催しており、小学生以下の料金は5000円(貸靴代込み)。担当者よると、『靴のサイズを15㎝から用意しているので、靴が履ければスケートを始めるのは可能です。始めるのは早ければ早い方がいいと思います』とのことです。

 東京都にある江戸川区スポーツランドのスケート教室では、初級・初心者のクラスは年中入れます。『お子さんが、やりたい! と思われた時がベストです』。1クール4回で、2880円(貸靴代込み・江戸川区在住在勤の方が優先)。親子スケート教室も開催していますので、まずは親子で参加してみるのも良いかもしれませんね。大人の受講料は1クール4560円です。

 東京都の「神宮外苑アイススケート場」の教室では、3歳児クラスを開催しています。1レッスン45分で、定員は20名。受講料は8回17,600円、9回19,800円です(どちらも貸靴代込み)。満3歳で靴のサイズ15㎝以上が対象で、楽しく遊んで氷に慣れることを目的としたレッスンです。

 4歳から小学一年生までのお子さんには、幼児クラスがあります。1レッスン45分で、定員は35名。入会金が5500円、受講料は8回18,800円、9回21,240円です(どちらも貸靴代込み)。体験教室(受講料3460円)も開いているので、試しに一回滑ってみるのもよいでしょう。


▲写真提供:大阪府立臨海スポーツセンター

スケート靴は最初は買わなくてもOK

 教室ではスケート靴を貸してくれますので、最初に買う必要はありません。ただ、練習しているうちには、やはり自前の靴が欲しくなるもの。スケート靴の値段には幅があり、トップスケーターが愛用しているものは約10万円もしますが、『インストラクターが初心者にお勧めしている靴は、3万円程度』(神宮外苑アイススケート場)、『一般的なもので2万8000円』(大阪府立臨海スポーツセンター)と、初心者には約2~3万円の靴がよいようです。ネットでもフィギュアスケート靴やウェアなどのグッズも販売していますので、近くに専門店がなくても手軽に買い求められます。

フィギュアスケート選手を目指す場合

バッジテスト初級合格が選手への第1歩

 フィギュアスケートは、趣味として習う分には、さほどハードルが高いスポーツではありません。しかし、本格的にフィギュアスケートの選手を目指すとなると、事情が変わってきます。スケート選手になる場合は、“バッジテスト”を受けなければなりません。バッジテストとは、日本スケート連盟が行う選手の競技能力検定です。

 初級に合格するためには、『週1回教室に参加して、早い人で1年ぐらいかかります』(大阪府立臨海スポーツセンター)と、教室での練習だけで十分です。ただ、初級は基礎中の基礎。次々と級を上げていくためには、インストラクターについてレッスンを受けるのが早道でしょう。

 アイススケート場によっては、インストラクターに個人レッスンを受けることも可能です。『レッスン料は、インストラクターによって異なりますが、30分2620円からになります』(神宮外苑アイススケート場)と、教室に通うより高額になることは必至のようです。


▲写真提供:神宮アイススケート場

 また、自分のプログラムを作り大会に出場する場合は、スケート連盟に登録をしているフィギュアクラブに所属してレッスンをすることも必要になります。このクラブチームに入ることが、まず選手としての第一歩でしょう。クラブチームに入るのは、インストラクターから紹介してもらうというのが、一般的なパターンのようです。

 飯塚アイスパレスでは、『スケート教室の一般コースに入会し、テストに合格したら、選手コースを受講します。選手コースで基礎技術を習得してから、フィギュアクラブに入会します』という流れだそうです。神宮外苑アイススケート場にはクラブがあり、入会に際しては、バッジテスト初級以上の資格を所持していること、専属インストラクターの推薦があること、などの条件が必要です。入会金は5万1430円、初級~1級対象のクラスは、月会費が1万5310円です。

選手を目指す場合は、最低でも年100万円かかる

「ゼネシス大和フィギュアスケーティングクラブ」(以下、「ゼネシス大和」)は、東京都東大和市で活動しているフィギュアスケートのクラブチームですが、こちらの担当者によると、『バッジテストの進級や試合出場を目指すなら、習い事や趣味の感覚ではできません』とのことです。

『バッジテストを受験したいとか大会出場をしたい場合には、フィギュアクラブに入ってレッスンを受けることが必要です。クラブで本格的に練習を始めると、スケート場を貸し切っての練習や合宿に参加する費用がかかります。振り付けを頼む費用や道具代なども含めると、リーズナブルなクラブでも、年間100万円以上の出費を覚悟する必要があります。月15~20万円が平均的な相場です』(ゼネシス大和の担当者)

 さらに高みを目指して、全日本大会や国際大会に出場する選手になると、遠征費用もかかりますし、靴の交換頻度も高くなります。コスチューム代も当然かかってきます。有名選手のコスチュームが実はお母さんの手作りだった、などというエピソードもよく聞きますが、周りのサポートなしでは、到底できないスポーツであることは確かなようです。

 『当クラブでは、相場よりリーズナブルにと努力し、月謝制度を設けるなどの工夫を行なっていますが、進級をお考えの方は、ある程度の費用負担を覚悟してください』(ゼネシス大和)とのことです。

趣味として習うぶんには非常にいいスポーツ

 やはり、フィギュアスケートの選手になるのは大変なのね、と思われたかもしれません。とはいえ、現実的な話としてはすべてのお子さんが選手になれるわけではありません。趣味として楽しむのなら、フィギュアスケートは華やかさもあり、運動神経も鍛えられる理想的なスポーツではないでしょうか。興味がある方は、ぜひ一度、お子さんを連れてスケート場に行ってみてください。

<参考サイト>
・大阪府立臨海スポーツセンター
https://www.mizuno.jp/facility/osaka/rinkai/
・飯塚アイスパレス
https://www.aso-group.co.jp/kaihatu/ice/index.html
・江戸川区スポーツランド
https://edogawa-sportsland.com/general/general.html
・神宮外苑アイススケート場
https://www.meijijingugaien.jp/sports/ice-skating/
・ゼネシス大和フィギュアスケーティングクラブ
https://figureskatingteamdoke.jimdo.com/

<Text:斉藤裕子(H14)/Photo:Getty Images>

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