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2023年7月18日

子どもは何時に寝かせるべき?“早寝早起き”と“10時間睡眠”が大切なワケ (2/2)

夕食を早めに食べさせて、寝る前にTVやゲームなどをさせずに明かりを暗めにして……などいろいろな方法が考えられますが、昼間に「運動遊び」をたくさん行うのが1番の解決方法です。

「こんなこと?」と思うかもしれませんが、これが科学的にも効果的なのです。

昼間に「運動遊び」を行うメリット

まず、単純に疲れて寝てくれます。そして、科学的な理由として睡眠と体温の関係から見ていくと、人間は体温が上がりきってから下がってくると眠くなる性質があります。昼間動いて体温をしっかり上げることで、睡眠に入りやすくなるのです。

そしてこれを毎日の日課とすれば、生活リズムが整い、活動的で回復が早く、風邪を引きにくく、突然キレず、イライラしておらず、やる気がみなぎっている性格へ変化する準備が整っていくでしょう。

子どもは大人のミニチュアではありません。睡眠時間をはじめ大人の感覚で考えていては、とんでもないことになってしまいます。ぜひ、実践してみてください。

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[筆者プロフィール]
赤堀達也(あかほり・たつや)
1975年生まれ。静岡県出身。小中学校・大学でバスケを指導し、小・大で全国出場、公立中学で県Best4 に入るなどの実績を残す。最高は全国準優勝。選手育成は独創的理論による論理的指導で行い、新体力テストが最低水準校で県大会優勝、高校時代に日の目を見ない大学の選手で東海1部に昇格した。また幼児・高校の体育も行い、全年齢の子どもに携わる。現在は群馬医療福祉大学で教鞭を執り、幼児の体育・健康の授業や研究を行っている。また学校における働き方改革の部活動問題の解決に向け、社会体育クラブを設立・活動している。
[HP] https://mt-a.jimdo.com

<Text:赤堀達也>

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