フィットネス
2018年11月28日

「四万十川ウルトラマラソン」が人気な理由とは? 100kmの部を走って感じたこと(前編) (2/4)

 30kmを過ぎる頃までは、かなり急な傾斜を下っていきます。登りより傾斜が急に感じたのは、おそらく私だけではないでしょう。下りはついスピードに乗って走ってしまいがち。しかし、実は登り以上に足への負担が掛かりやすく、下りきった頃には「もう足が動かない」なんていう方が多かったかもしれません。

 前半はほぼ山の中を走るコースですが、後半は四万十川沿いに出てきます。コース上からの絶景は次回レポートで取り上げますが、景色が変わるだけで少しは気持ちが楽でした。40km以降はほぼフラットに見えるようなコース。しかし実際のところ、よく見てみると細かなアップダウンが続いています。急坂を除いても、本大会はとても起伏の多いコースといえるでしょう。

 疲れが溜まってくると、ちょっとした上り坂でも身体が重く感じられ、下りでは足が回らなくなってくるもの。知らず知らずのうちにダメージが蓄積し、後半は足が“売り切れ状態”になったランナーも多かったようです。

有名コース「沈下橋」を通過

 「四万十川ウルトラマラソンといえばここ」というコースが、この沈下橋。残念ながら豪雨の影響で渡れなくなった沈下橋があったのですが、こちらは走ることができました。橋を対岸まで渡ったら、折り返して戻ってくる。特別感があり、皆さん笑顔で走っています。

 なお、コース上にはトンネルもありました。長くて暗いトンネル。中はひんやり涼しいのですが、歩道は細くて走りやすいとはいえません。車の通りは少ないものの、走る際には要注意のポイントです。

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