2019年4月13日

島全体がひとつの絵画展に。街を彩るアートに囲まれながらグアムで旅ランしてきた (2/4)

グアム島の先住民・チャモロ人を描いた壁画

 今回のグアム“旅ラン”コースは、ウォールアートも多く見られ、ユナイテッド・グアムマラソンで走る実際のコースの一部、グアム政府観光局前のイパオパークから、グアム知事公邸の手前までの、約20キロをランニングコースと設定しました。

 スタート地点のイパオパークを出てまもなく、上り坂に入ると、とても印象的な壁画が目に飛び込んできました。それは、現地の方が、グアム島に古くから伝わるチャモロダンスを踊っているだけでなく、レースを走っている姿が、とても芸術的に描かれているではありませんか? しかも、グアムのマラソンイベントをモチーフにした絵も発見しました。

▲チャモロダンスのウォールアート、発見

▲以前、私も参加したことがある、グアム・ココハーフマラソンの壁画も

 ランニングをしているアートまで目にした私は、スタートから一気に気分を上げて、走ること1キロ。坂を登り切ったところでは、チャモロ人(ミクロネシアのマリアナ諸島の先住民)として、初めて大司教に任じられたフローレス神父像を囲むようにして、色鮮やかな花や植物が描かれた壁画に、圧倒されます。

▲フローレス神父像を囲むようにして、色鮮やかな花々のウォールアートが出現

 この日の気温は、最高気温が32度。走り始めた16時でも、28度もありましたが、カラッと空気も乾いたせいでしょうか、さほど暑さを感じませんでした。ホスピタル・ロードのなだらかな下り坂を、程良い向かい風が、暑さをしのげます。

▲サンセット前の風景も、アートを感じさせます

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