インタビュー
2020年7月15日

26時のマスカレイド吉井美優「テニスはサーブがしっかり打てたときが気持ちいい」(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#30 (1/2)

 スポーツにガチで打ち込んだ経験を持つアイドルに、その思い出や競技の魅力について語ってもらうインタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」。

 今回登場するのは、アイドルグループ・26時のマスカレイドの吉井美優さん。小学生のときに硬式テニスを2年間経験し、中学生になってからは軟式テニス部に所属して3年時には部長を務めました。そのときの経験があるせいか、特に体力づくりをしなくても、ライブで疲れを感じたことがないそうです。

 前編では、幼少期から中学生になるまで続けていた近所の友だちとの遊びや、小学生時のテニスクラブの経験について語ってもらいました。

高校生になるまで近所の友だちと外でいろんな遊びをしていた

――テニスを始めたきっかけを教えてください。

テニスにかぎらずスポーツ全般が好きで、小さな頃から体を動かすことしかしてこなかったんです。家の近くで、近所の子たちと集まっていろんな遊びをしていました。友だちのお兄ちゃんとかもいたので、全員が集まると15人くらい。

――どんな遊びをしていたんですか?

野球、サッカー、テニス、バドミントン、キックボード、一輪車、ジェイボード、ローラーシューズ……。道具を持ってないとみんなの輪に入れないので、親にはいろんなものを買ってもらいましたね。習いごとや部活がない日はみんなの家をピンポンして「今日遊べる?」って。高校生になるまでは、そんな感じでほぼ毎日遊んでいました。

――かなりのアウトドア派だったわけですね。家で遊ぶのは好きじゃなかったんですか?

たまにゲームをやることもあったんですけど、それもお兄ちゃんと一緒だったので『大乱闘スマッシュブラザーズDX』『マリオカートWii』『ウイニングイレブン』『Wiiスポーツ』とか。ゲームでもスポーツ系のものばかりかも(笑)。おままごとみたいな女の子っぽい遊びは全然しないで、男の子とずっと遊んでました。こういうところで、負けず嫌いな性格が培われてきたのかもしれません。

――では、現在もオフの日は運動することが多いですか?

普段から運動することは少ないけど、地元に帰ると今でも友だちとドッヂボールやテンカ(ローカルルールが追加されたドッヂボール)をして遊びますね。

――小さい頃から運動が好きだと、学校の体育も得意だったんじゃないですか? 

体を動かすことに関しては自信がありましたね。体育と音楽だけはいつもいちばん良い成績でした。

――そしたら、リレーの選手に選ばれることも?

小中学校ではいつも選ばれて、アンカーでたすきをもらうことが多かったです。

――いろんな競技に触れていたなかで、どうしてテニスを選んだんですか?

本当はサッカーをやりたかったんですけど、地元に女子サッカーのクラブがなかったんです。それで小学校5年生のときにテニスクラブに入ったんですけど、きっかけはそのとき仲良かった子のひとりに誘われたことでした。あと、近所の友だちの三兄弟がテニスの強豪クラブに所属していて、ボールに紐がついて打つと返ってくる道具を持っていて。それを借りてよく遊んでいたのも大きかったかもしれないですね。

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