スクワットの失敗談「姿勢がぐらつく」、原因と改善ポイント (1/2)
筋トレでもっとも知名度がある種目といえば「スクワット」。道具も場所もいらず、すぐにできるのが魅力です。自宅トレーニングとしてとり入れている人も多いのではないでしょうか。
簡単に取り組めるといっても間違ったフォーム、やり方は逆効果!
今回は、スクワットでよくある失敗談「姿勢が安定しない」をピックアップ。スクワットで体がぐらぐらする人の原因と改善方法とは。
スクワットでぐらついてしまう原因
スクワットで体のバランスを崩してしまう理由は、以下が挙げられます。
動作の途中でかかとが浮いている
腰を落とすとき、かかとがしっかり地面についているか確認しましょう。かかとが浮いていると、体重が前に移動してしまい、バランスが崩れます。
もちろん、つま先が浮いているのもよくありません。
足裏は床についていますか?
足幅が狭い
足を開いている幅が狭すぎると、フォームの崩れにつながります。肩幅より狭くなっていないか確認しましょう。
腰まわりや股関節、足首の柔軟性が低い
腰まわりや股関節、足首が硬いと、姿勢がぐらつくだけでなく深くしゃがめない、膝がつま先より前に出てしまうなどさまざまなフォームの崩れにつながります。
スクワットフォームのバランスを崩さない方法
スクワット中の姿勢は、以下の方法で安定させることができます。
足幅を広げる
足の幅を肩幅、または肩より大きく広げて行いましょう。安定性がぐっとアップするほか、膝が前に出るのを防いでくれます。
足幅を広げた「ワイドスクワット」は、通常のスクワットより内もも(内転筋)に多く刺激が加わります。また、股関節の柔軟性も高めることができます。
左:肩幅/右:肩幅より広げる
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動作をゆっくりと行う
速く動作を行うと、フォームが崩れやすくなります。少しゆっくりした動作を心がけることで、バランスを取りやすくなるでしょう。
お腹まわりに力を入れて行う
下っ腹にグッと力を入れて行うことで、体のぐらつきを抑えることができます。この方法は、ヨガや体幹トレーニングなどでぐらつくときも活用できます。
腰まわりや股関節、足首のストレッチを行う
スクワットを行う前に、これらの箇所の筋肉をほぐしておくと、フォームや動作が安定するほか、膝関節への負担も減らすことができます。
以下は、筋トレ前におすすめのアクティブストレッチ例です。
股関節ストレッチ(左右20秒)
腰のストレッチ(30秒)
足首ストレッチ:かかと立ちで歩く(60秒)
しゃがみこむだけでも股関節まわりをほぐすことができます。
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