フィットネス
2023年6月14日

スクワットの失敗談「痩せない」、原因と改善ポイント (1/2)

ダイエットのために筋トレを! まずはやりやすいスクワットから……と始めたものの、全然痩せない。見た目の変化も感じられない。スクワットのお悩み“あるある”です。

スクワットを続けていても体に変化を感じられない原因と対策をまとめていきます。

 スクワットを続けているのに体が引き締まらない原因

 スクワット“しか”やっていないから

筋トレは引き締まったボディラインを作るために必須です。また、筋トレを行うことで筋肉量が増え、基礎代謝向上による脂肪燃焼とリバウンド防止が期待できます。スクワットで鍛えられる筋肉は大きい部位のため、効率よく筋肉を増やすには適切な種目と言えます。

しかし、スクワットだけ行っていても消費カロリーは多くありません。ダイエットを狙う場合、まず今ついている脂肪を落とす必要があります。

そのためには有酸素運動と食事コントロールも不可欠です。有酸素運動で脂肪を落とし、食事コントロールで栄養バランスを整えつつ、筋トレで理想のボディラインを作りつつリバウンドを防ぐと考えることができます。

有酸素運動と筋トレ、どちらを優先するか

パーソナルトレーニングジム『かたぎり塾』取締役・佐藤凌さんによると、どちらかといえば筋トレメインがおすすめとのこと。

「筋トレは短期的にも長期的にも消費カロリーを上げるだけでなく、筋肉量が増えることで見栄えも良くなります。有酸素運動は消費カロリーを上げる、心肺機能を高めるのに効果的ですが、多く行うと筋肉量の低下に繋がります。メインは筋トレ、補助的に有酸素運動を消費カロリーアップとして取り入れるのがおすすめです」(佐藤さん)

有酸素運動を行うことで筋肉量の低下を危惧する人もいるでしょう。それを最小限にとどめるためにも、筋トレをメインに行うとよいとしています。

「ダイエットで体重を落としていくと、一緒に筋肉量も減少します。筋肉量が減少すると、基礎代謝が下がってしまうため、痩せたとしても太りやすい体を作ってしまいます。有酸素のみでなく、筋トレを優先して行うことで太りにくい体を作っていきましょう」(佐藤さん)

  • 筋力トレーニング:筋肉量が増えて代謝は上がるが、トレーニング中の体脂肪燃焼はゆるやか
  • 有酸素運動:体脂肪は減りやすいが、筋肉量も落ちやすい

関連記事:ダイエットに筋トレは必要なの?筋トレダイエットで痩せる人、痩せない人の違い

ダイエットには食事コントロールが重要

また、いくら運動をしても消費カロリー以上に食べていてはダイエット成功は難しいと考えます。「ダイエットは運動2割・食事8割」というように、食事と向き合う時間は運動よりも多く、ダイエットにおいてとても重要です。

一般的に、運動は週2~3回に対し、食事は1日3回×7日間=21回。

運動も大切ですが、食事と向き合う時間は運動よりも多いため、ここを変えることでダイエットに大きな変化をもたらすと考えられます。

関連記事:「ダイエットは運動2割、食事8割」ってホント?ライザップが解説

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