筋トレ「デッドリフト」を自宅で行うには?ケトルベルやダンベルで代用するやり方 (2/2)
通常のケトルベル・デッドリフト
ケトルベルを体の前方の地面に置いて、上と同じ動作を行います。徐々に重量を増やしていきますが、10~15回ほどを一定のスピードでコントロールすることが大切です。
◆ポイント
台を外した分、動作の可動域が大きくなります。背中が曲がらないように気を付けてください。
◆回数の目安
10~15回ほどを一定のスピードで行います。
ケトルベル(またはダンベル)を両手で握るデッドリフト
2つのケトルベルを、体の外側に両手で握って行うデッドリフトです。チェックするポイントは上と同じ。正しい姿勢とフォームを保つことを大前提にして、徐々に重量を増やしていきます。
◆ポイント
ケトルベルの代わりにダンベルを使っても構いませんが、その場合はダンベルを地面に着けず、上半身が過度に曲がらないようにします。
◆回数の目安
反復回数は重量に応じて調整してください。
まずはデッドリフトの動作を体に覚えこませる
ご紹介したエクササイズは、デッドリフトの動作を体に覚えこませることが目的です。姿勢とフォームがもっとも重要で、反復回数、スピード、重量などの優先順位は低くなります。ジムで本格的なデッドリフトに取り組むようになってからも、フォームの確認やウォーミングアップにとても有効です。
[筆者プロフィール]
角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
【公式Facebook】https://www.facebook.com/WriterKakutani
<Text & Photo:角谷剛>