
背泳ぎ&バタフライの泳ぎ方。正しいフォーム、練習方法|キタジマアクアティクス監修 (1/2)
- トレーニング
- 2022年6月3日
泳ぐのが好き、タイムを伸ばしたい、ダイエット目的などなど、水泳の目的は人それぞれ。しかしその泳ぎ方、昔の記憶を頼りになんとなく泳いでいませんか? 「正しい泳ぎ方をマスターしている」と言い切れる人は、実はそんなに多くないのではないでしょうか。正しく泳いでいたと思ったら、実は間違った泳ぎ方をしていた、なんてこともあるかもしれません。
前編では、クロールと平泳ぎの正しい泳ぎ方などをご紹介しました。後編は、背泳ぎとバタフライの正しい泳ぎ方をご紹介します。
前編はこちら:クロール&平泳ぎの正しい泳ぎ方、コツ、フォーム、練習方法|キタジマアクアティクス監修
【3】首から下をひねりながら泳ぐ「背泳ぎ」
水を背にして泳ぐ泳法です。クロールが逆向きになったような泳ぎ方で、足の動きや身体のひねり方もほぼ同じです。
●よくある間違った泳ぎ方
身体が上を向いたまま、手と足を力任せに泳いでしまいがちです。しかし、背泳ぎもクロールと同様、左右に身体をひねりながら泳ぐのが正解です。
●正しいフォームと身体の使い方
背泳ぎは、クロールと同じくバタ足をし続けます。また、水をかく際は肘を曲げ伸ばして行います。腕だけを回すのではなく、身体をひねりながら水を後ろに押しましょう。
腕の動きをチェック
- 肘を伸ばしたまま、頭の下に方を持っていく。(フロントスカーリング)
- 肘から先を曲げ、手のひらを足先に向ける。(キャッチスカーリング)
- 肘を曲げた状態で脇を締めながら、水を後ろに運び肘を伸ばして水を押す。(プッシュスカーリング)
足の動きをチェック
- 膝を伸ばしたまま水面に向けて下に足を落とす。(ダウンキック)
- 膝を軽く曲げる。
- 膝から下を伸ばす。(アップキック)
身体の使い方をチェック
- 首から下を左右にひねる。
●背泳ぎを覚えるための練習
背泳ぎは足の動きが重要です。上を向いているので、足を下に下ろす感覚を身につけないと正しいキックができません。
- プルブイキック
プルブイを足に挟んで行う練習です。
- 膝を動かさないように足を曲げ伸ばしする。
- ビート板キック
ビート板を持ち、膝の上に置きながら練習します。
- 膝でビート板を蹴り上げないようにキックする。
- サイドキック
ダウンとアップのバランスを良くする練習です。
- 片腕を下半身に向けて伸ばし、もう一方の腕は頭の先に向けて伸ばし、体側につける。
- 身体全体を横に向け、キックを行う。その際、体側につけた方が水面に出るよう意識する。
- 水面にある肩を顎に近づける。そうすることで、腰が落ちて身体がひねりやすくなる。