
ヘンププロテインの効果とは。副作用やデメリット、おすすめ商品8選[医師監修] (3/4)
- 健康
- 2023年11月17日
アミノ酸スコアが低い
「ヘンププロテインは数種類のアミノ酸・必須アミノ酸を含んでいますが、リジンとロイシンの含有率が低いです。アミノ酸スコアを少し解説すると、アミノ酸スコアとは、9種類の必須アミノ酸(ロイシン・イソロイシン・リジン・スレオニン・トリプトファン・メチオニン・ヒスチジン・バリン・フェニルアラニン)がバランス良く含まれているかどうかを評価します。アミノ酸スコアが低い場合は9種類の必須アミノ酸のうちどれかが少ない可能性があります。体内で十分なタンパク質を作るためには、必須アミノ酸がバランス良く含まれる、アミノ酸スコアが高い良質なタンパク質の摂取が推奨されています」(藤井先生)
関連記事:アミノ酸スコアとは。「アミノ酸スコア100」の意味とスコアの高い食材│管理栄養士の食トレ学
価格が高い
「ヘンププロテインは一般的なプロテインよりも基本的に値段が高く設定されています。さらに光で酸化してしまうため、あまり長く(開封してから2ヶ月程度)保存できません。そうなると飲む回数も多くなり、結果お金もかかってしまうというデメリットが懸念されます」(藤井先生)
癌(がん)、肌荒れ……ヘンププロテインの気になるウワサ
ヘンププロテインを飲むと肌荒れするってホント?
「現時点では特にそういった報告はされていません」(藤井先生)
腎臓に悪い、がんになるってウワサは本当?
「違法薬物である合成カンナビオイドでは腎障害や発がん性は報告されていますが、天然成分であるヘンプやCBDに関してはむしろ抗がん作用が報告されています」(藤井先生)
ヘンププロテインを選ぶときのポイント
ヘンププロテインについていろいろ学べたところで、実際に買おうと思っている人向けに、購入時に確認するとよいポイントについて教えてもらいました。
製造元、メーカーの確認
ヘンププロテインは基本的に無農薬で化学肥料を使わないオーガニック製品であることが大前提なのですが、製造元でオーガニック認証を取得しているかは確認しておきましょう。
価格
ヘンププロテインは一般的なプロテインよりも基本的に値段が高く設定されています。プロテインは飲み続けることが大事なのはもちろんですが、ヘンププロテインは光で酸化してしまうため、あまり長く(2ヶ月程度)保存できません。
ヘンププロテインを飲み始めるときは、なるべく続けやすい価格帯のものを選ぶようにしましょう。
編集部ピックアップ!ヘンププロテインおすすめ6選
グロング GronG ヘンププロテインパウダー 500g
甘味料・保存料・着色料 無添加。プロテインでおなじみのトータルスポーツブランド「GronG(グロング)」から展開されています。
カカベル ヘンプ プロテイン パウダー<公式420g>
北米No.1ブランドのヘンプオイルカナダ社から展開されている、低温圧搾未精製のカナダ製ヘンプパウダー。完全無添加で米国食品医薬品局(FDA)によるGRAS認可を受けています。
【HEMPS】有機 ヘンププロテイン 140g
EUオーガニック認証取得・国内有機JAS認定取得。140gというミニサイズとお値段もあり、試してみたい初心者におすすめ。成城石井・ビオセボン・イオンボティなど大手スーパーで取扱いも。
HEMP STYLE ヘンププロテイン パウダー 非加熱 カナダ産 500g
原料の麻の実はカナダ保健省の認可を受けた農場で、農薬・除草剤・防腐剤フリーのものを使用。もちろん低温圧搾未精製で、保存料・着色料・甘味料もフリー。
アマナ ナチュラル ヘンプ プロテイン【500g】計量スプーン付
500gと使いきりやすいサイズ、しかもスプーンつきという点がうれしい。原料はカナダ産の麻の実のみ。
オーガニック村 麻の実 粉末 ヘンププロテイン パウダー450g
無農薬で除草剤不使用、完全無添加。検査を受けた農場で有機栽培された麻の実のみ使用しています。
LikeyHEMP ヘンププロテイン ヘンプ パウダー 500g
保存料・着色料・甘味料は一切使用しておらず、完全無添加。原料の麻の実は低温圧搾未精製で、カナダ保健省の認可を受けた農場にて栽培されています。農薬・除草剤・防腐剤フリー。
ジュリア カナダ産 ヘンププロテインパウダー(500g)
プレーンフレーバーなので、素材そのものを楽しむことができます。カナダ産の無農薬栽培で育った麻の実を微細粉末化しており、異臭味の少ないのが特徴。
ヘンププロテインとCBD、何が違う?
最近よく耳にするようになったCBDですが、ヘンププロテインとはどう違うのでしょうか。