
フィットネス
2025年3月27日
「走る」と「早歩き」、どっちが痩せる?【1問1答クイズ】 (3/3)
「B. 早歩きのほうが脂肪を燃やすと思う」を選んだ人へ
A.脂肪を燃やすなら「息が上がる程度の早歩き」がおすすめ
「走る」と「歩く」、どちらも有酸素運動なので脂肪燃焼に良いのはたしかです。しかし、やや息は上がるが会話ができるくらいの速度で歩くほうが、脂肪を燃やす効果が期待できるそう。
Japanマラソンクラブのマラソン完走請負人・牧野仁さんによると、ランニングでおもに消費されるのは糖質で、ウォーキングで消費されるのは脂質がメインと述べています。
走ってダイエットもしたいという場合、使われる脂質と糖質の割合は、ウォーキングが6:4、ジョギングは5:5、ランニングでは4:6といわれています。
ランニングで挫折するぐらいなら、ウォーキングやジョギングを続けたほうが成果も上がるでしょう。ケガや心臓への負担といったリスクも低くなります。
ただし、汗ばむぐらいのテンポは必要です。続けていると体が慣れて効果は頭打ちになるので、体力や持久力が向上したらステップアップしましょう(牧野さん)
どれくらい歩くといい?
厚生労働省「健康日本21(身体活動・運動)」によると、まずは「1日あたり男性9200歩、女性8300歩」という目標が掲げられています。
平坦な道より、坂道や下り坂のほうが筋肉を使うため、消費カロリーが大きくなります。傾斜のある道を歩くと、太ももの裏(ハムストリングス)やお尻(大臀筋)、ふくらはぎなどの筋肉が使われます。
もちろんウォーキングマシンやランニングマシンで歩いても効果に違いはありません。マシンのほうが着地時衝撃が柔らかいため、膝や関節部への負担が低くなります。
その代わり、足裏強化や脚力を鍛える効果はあまり期待できないとも。
<Text:編集部>