
「なぜお腹だけ痩せないのか?」トレーナー直伝・最速でぽっこりお腹を凹ませる方法 (2/2)
お腹の肉を落とすための最短ルート「運動」
有酸素運動+筋トレの組み合わせがベスト
ランニングやサイクリングなどの有酸素運動は、心肺機能の強化やミトコンドリア活性化を通じてエネルギー代謝を高め、効率よく脂肪燃焼させます。
くわえて筋トレによる筋肉量増加は基礎代謝を高め、日常的な消費エネルギーを増大させる効果があります。
有酸素運動と筋トレを組み合わせることで、腹部を含めた体脂肪の減少を促すことが期待できます。
▼有酸素運動と筋トレを組み合わせた運動
有酸素運動では「ランニング」もおすすめ
では、とくにおすすめの有酸素運動はどれでしょうか。私がおすすめするのは「ランニング」です。
ランニングは初心者でも取り組みやすく、続けることで心肺機能が高まり、全身の筋肉がより効率よく酸素を使ってエネルギーを生み出せるようになります。
その結果、体脂肪をエネルギー源として活用しやすい状態が整い、脂肪燃焼がスムーズに進むようになるのです。
先述の通り、筋トレを組み合わせると、さらに効果的です。筋肉量が増えることで基礎代謝が向上し、日常生活で消費するエネルギー量が増加します。
ランニングと筋トレの両立は、全身的な代謝アップを狙ううえで理想的な組み合わせと言えるでしょう。
お腹の肉を落とすための最短ルート2「食事管理」
食事管理でカロリーコントロールと栄養バランスを整える
極端な食事制限による栄養不足は避けつつ、適切なカロリーコントロールとバランスの良い食事を心がけましょう。
栄養管理アプリを活用して、現在摂取しているエネルギー量や各種栄養素のバランスを把握することから始めると、適切な改善につながります。
短期的な成果を求めて極端な食事制限に走ると、エネルギー不足だけでなくミネラルやビタミン不足、筋肉量低下などが起こりやすく、長期的な脂肪減少を妨げます。
タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを十分に確保しつつ、適切なカロリーを維持することが必要です。
脂肪燃焼を妨げない!生活習慣でやるといいこと、避けたいこと
睡眠不足や過剰なストレスはホルモンバランスを乱し、脂肪燃焼の効率を妨げる可能性があります。
「よく休む、よく食べる、よく動く」といった基本的な生活習慣改善は、脂肪燃焼を妨げない土台づくりに有効です。
よくあるダイエット失敗例と解決策
以下はよくある失敗例です。
- 極端な食事制限を行ってしまう
- 腹筋トレーニングなどお腹だけを鍛えようとする
また、早く瘦せたいという短期的な結果への過剰な期待も挙げられます。
短期的な体重変化は、水分量や食べたもの消化の影響が大きいです。脂肪減少は緩やかに進むので、1ヶ月で1kg程度の脂肪減少というペースが、健康的かつ現実的な目安です。
監修者プロフィール
トレーナー山岸 慎
2011年からトレーナーとして、モデル・アーティスト・俳優のサポートを行う。現在はJリーガーなどトップアスリートをはじめ、運動初心者まで様々な身体レベルの方のトレーニング指導を行なっている。所有資格NSCA-CSCS。
・パーソナルトレーニングジム STUDIO KOMPAS渋谷南平台
・ストレッチリラクゼーションサロン ESL(エッセンシャル ストレッチ ラボ)
<Edit:編集部>