腕の筋肉を解説!名前や鍛え方│上腕二頭筋・上腕三頭筋・腸腰筋など (4/4)
内転筋群(ないてんきんぐん)
太ももの内側にある筋肉をまとめて「内転筋群」と呼びます。
内転筋群は、坐骨や恥骨などの骨盤から太ももの骨である大腿骨や、スネの骨である脛骨に向けて走行しています。
具体的には、5つの筋肉で構成されています。
- 大内転筋
- 長内転筋
- 短内転筋
- 薄筋
- 恥骨筋
内転筋群の中でもっとも大きいのが大内転筋です。大内転筋は、脚を閉じる動作(股関節内転)で力を発揮します。これに対して長内転筋と短内転筋は一緒に動き、脚を閉じたり持ち上げたりする動作で力を発揮します。
薄筋は内転筋群で唯一の多関節筋で、その名の通り薄い筋肉です。他の内転筋群と同様、脚を閉じる動作で力を発揮します。
基本的にはどの筋肉も単独ではなく、一緒に働いて動作を行っています。その中で筋肉の使い方を少しずつ変えることにより、股関節の細かい動作が可能となっているのです。
内転筋群の鍛え方
腕を太くするにはどこの筋肉を鍛えればいい?
太い腕を作るために、上腕二頭筋をトレーニングしている人も多いのではないでしょうか。
その多くは、太い腕=大きい力こぶというイメージからきているかもしれません。しかし実際に腕を太くするためには、上腕三頭筋を鍛えた方が効率的です。
なぜなら、上腕三頭筋は上腕二頭筋の倍近い筋体積(筋肉の大きさ)であるからです。腕を太くしたいという人は、上腕三頭筋のトレーニングを積極的にとり入れてみてください。
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筆者プロフィール
和田拓巳(わだ・たくみ)
プロスポーツトレーナー歴16年。プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガの知識も豊富でリハビリ指導も行っている。医療系・スポーツ系専門学校での講師のほか、健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師を務めること多数。テレビや雑誌においても出演・トレーニング監修を行う。現在、さまざまなメディアで多くの執筆・監修を行い、健康・フィットネスに関する情報を発信している。日本トレーニング指導者協会(JATI-ATI)の認定トレーニング指導者
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<Text:和田拓巳>