トクホのお茶にダイエット効果はある?ない?飲むタイミングは?各製品の成分と特徴比較 (2/2)
からだすこやか茶W(日本コカ・コーラ) 特定保健用食品
3年連続でモンドセレクション金賞を受賞し、味に定評があるのが「からだすこやか茶」。脂肪の吸収を抑え、糖の吸収を穏やかにする効果のある「難消化性デキストリン(食物繊維)」を含んでいます。血中の中性脂肪が高めで、脂肪の多い食事を摂ることが多い人、食後の血糖値が気になり始めた人に適しています。
「難消化性デキストリン」とは、消化しにくいデキストリンのこと。食物繊維の不足を補うために作られた食品素材です。
[エネルギー]0ckal
[タンパク質]0g
[脂質]0g
[炭水化物]5g(糖質0g、食物繊維5g)
[食塩相当量]0.1g
[難消化性デキストリン(食物繊維として)]5g
[カフェイン]47mg
なお、この飲料は糖尿病や高脂血症の治療薬、及び予防薬ではないので、治療中の人は医師などの専門家に相談することが必要です。
ペプシ スペシャル(サントリー) 特定保健用食品
「お茶やコーヒーもいいけれど、やっぱりコーラが飲みたい」という人には、「ペプシ スペシャル」がオススメ。難消化性デキストリンを配合することで、脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、食後の血中中性脂肪の上昇を穏やかにしています。
[エネルギー]0ckal
[タンパク質]0g
[脂質]0g
[糖質]0g
[食物繊維]5.4g
[ナトリウム]18~46mg
[難消化性デキストリン(食物繊維として)]5g
[カフェイン]25mg
ペプシコ社とサントリーの共同開発技術を活かした、爽やかでキレのある後口が特徴です。ゼロカロリーなのにおいしいのがうれしいですね。
それぞれのダイエット飲料の摂取方法
各ダイエット飲料の容器には、必ず摂取方法が記載されています。今回、紹介した製品の摂取方法と摂取量の目安をまとめてみました。
食事の時でなくても、1日のうちいつ飲んでも良い
・ヘルシア緑茶a
(1日350ml)
・伊右衛門特茶
(1日500ml)
食事の時に飲むとよい
・黒烏龍茶
(脂肪の多い食事を摂りがちな人、血中中性脂肪が高めの人は、食事の時に一日1回350ml、体脂肪が気になる人は一日2回700ml)
・からだすこやか茶W
(3度の食事ごとに1本350ml、つまり一日3本)
・ペプシスペシャルゼロ
(一日490ml)
これらの飲料は飲めば痩せるというわけではなく、病気を治すものでもなく、多量に摂取することで健康になるものでもありません。決められた量をきちんと飲み続け、そのほかにも食事コントロールと運動を適切に行うことが大切です。
また、カフェインの含まれている飲料は、妊娠時や授乳時には注意が必要です。
<Text:斉藤裕子/Photo:斉藤裕子>