筋肉が少ないと、どんなデメリットがある?ライザップが解説
ボディメイクに勤しむトレーニーたちが疑問に思っていることをピックアップし、専門家にぶつける本企画。
今回は筋肉の重要性について。よく健康面やダイエットで「筋肉量を減らさないように」と言われますが、それはなぜでしょうか。筋肉量が多いとどんなメリットがあり、逆に少ないとどんなデメリットが考えられるのでしょうか。
業界最大手のパーソナルトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」のトレーナーに聞いてみました。
Q. 筋肉が少ないとなぜよくないのでしょうか。日常生活においてどんなデメリットが考えられますか?
A. 痩せにくい体となり、ボディラインにも影響があります。
筋肉が少ないことによるデメリットは、大きく分けて2点あります。
1. 代謝が上がりにくいため痩せにくい体となり、リバウンドに繋がる可能性が高い
2. 怪我や姿勢に大きな影響が出てしまう可能性が高い
筋肉量とは体の中のにある筋肉の重さのことです。筋肉の役割は、心臓を動かす、姿勢を保つ、健康維持する、ボディラインを保つためにも必要とされています。
人間の筋肉量がのピークになるのは大体、20~30代と言われており、加齢とともに減少していく傾向にあります。理由としては、歳を重ねていくうちに運動をする機会が減ってしまうことが要因として考えられます。
筋肉量は水分量、タンパク質などから構成されており、水を適量摂取し、タンパク質や糖質、脂質を含む食事をバランスよく取ることが推奨されています。
ダイエット時に筋肉量まで落としてしまうと、体重は減少しますが、理想のボディラインになっていなかったり、メリハリのない体になる可能性があります。また、代謝が上がらず、リバウンドしやすい体になる可能性も。
日常生活においても、転倒して手をついたときに怪我をするおそれ、理想とは違う姿勢になること可能性もあります。猫背の人はを例に挙げると、体の前面の筋肉群が硬く、背面の筋肉群が弱っている可能性が考えられます。
対策としては、以下がおすすめです。
✓ 普段から運動する習慣をつける
✓ 有酸素運動で体脂肪の減少にアプローチし、筋トレで体のラインを作る
✓ 筋肉量維持のために、タンパク質の多い食材を摂取する。魚、肉、卵、大豆類など
✓ 一日適量の水分量を摂取する
できるところ所から始めることが大切です。朝の散歩を有酸素運動代わりにする方もいれば、通勤のタイミングをそれに当てる人もいます。
トレーニングにおいては、筋肉量の多い下半身種目(スクワット・スプリットスクワットなど)や、上半身種目(腕立て伏せ・腹筋など)を、可能な範囲で行うことが大切です。1週間で全身に刺激が入るようにするとよいでしょう。
在宅ワークも多い昨今ですので、スキマ時間を有効に使ってエクササイズを行うことで、筋肉量が維持でき、理想の体に向けて進んでいけると思います。
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[プロフィール]
新井純輝(あらい・じゅんき)
2015年にRIZAP入社、入社前は陸上自衛隊勤務。現在、教育開発部所属。トレーナーの専門学校で基礎を学び、機能改善やパフォーマンスアップなどの資格を持つ。現在は、新人研修及び、既存の店舗トレーナーに対し、結果が出るトレーナー育成や湘南ベルマーレU-15ガールズの指導に携わっている。芸能人、アスリート、YouTube企画、新規事業の立ち上げにも関わり、ゲストの自己実現達成の為に日々励んでいる。
記事協力
・RIZAP株式会社
・公式サイト https://www.rizap.jp/
<Text:編集部/Photo:Getty Images>