インタビュー
2017年4月29日

前園真聖のボディメンテナンス術。入浴で心も体もリフレッシュ<Vol.2>

 サッカー指導者としての顔だけでなく、タレントとして各メディアで活躍する前園真聖さん。なにかと不規則になりがちな毎日のなかで、前園さんはいかに健康管理をしているのだろうか?

たどり着いたのは「半身浴」と「バスソルト」

「プロのスポーツ選手だったからといって、年齢とともに体力が落ちるのは当然のこと。だからこそきちんとケアする必要があると思っています」

 そう語る前園さん。とはいえ、現役時代とは違うのだから、あくまでも運動は適度にというのがモットーだというのは前回伺ったとおり。運動の代わりに、以前よりも日々の生活習慣には気遣うようになったとか。

「食事を制限するのはストレスを感じてしまうので、体型の変化が気になっても炭水化物をセーブする程度。そしてなによりも、深い眠りを得るために欠かせないのが、半身浴なんです。僕にとってお風呂は体を洗うよりも、汗をかく場所という意識が強いんです。半身浴でたっぷりと汗を出して新陳代謝をあげてからベッドに入ると、寝入りもスムーズに。入浴は眠り薬みたいなものですね」

 お湯の温度は比較的ぬるめの40℃程度に設定し、15分ほど半身浴。これを2回くらい繰り返すだけで、うっすらと汗をかき始める。さらにバスタイムを優雅なものにするために、前園さんが使っているアイテムがバスソルトだ。

「自宅には何種類も揃えていますが、ここ最近のお気に入りは〈SABON〉のバスソルト。ミネラル分を豊富に含む死海の塩を使っているので、発汗作用も抜群です。甘い香りのハニーピーチがオススメですね」

 アロマ効果で気持ちもリセット。マッサージオイルと併用して使うと、さらに効果がアップするという。

現役時代はあり得なかった、上質なバスタイム

 毎日のバスタイムを楽しみにしている前園さんだが、こうした習慣は現役時代にはまったくなかったとも。

「クラブハウスに所属していた頃は、同じチームに所属する選手たちと共同生活でしたから、お風呂も一緒だったんです。大きな浴槽にみんなで浸かるのはそれで楽しかったですが、いまみたいに、一人でゆったりと落ち着いて入浴するなんてことはありませんでしたね。」

 日々激しい運動を繰り返していたため、32歳で引退するまで、バスタイムの大切さに気づくことも特になかったという。

「運動しない代わりにこわばった体をほぐすには、お風呂が一番手っ取り早い方法だって気づきました。しかもいまなら一人で思う存分入っていられるわけですから、気持ちもゆったり。体と一緒に心がほぐれていく様子を、湯船のなかで感じ取っている時間が好きです」

 入浴の時間さえ確保できれば、どんなに忙しくても、ストレスフリーで心身ともに軽やかにいられると、前園さんは笑顔で教えてくれた。

[プロフィール]
前園真聖(まえぞの・まさきよ)
1973年10月29日生まれ、鹿児島県出身。元サッカー日本代表。28年ぶりの出場となった1996年のアトランタ五輪では、キャプテンとしてブラジルを破る「マイアミの奇跡」を演出。2005年に現役引退。現在は、スポーツジャーナリスト・コメンテーターを務めるほか、サッカー教室「ZONOサッカースクール」を運営している

<Text:猪飼尚司/Photo:冨田寿一郎、Getty Images>

《画像提供》
バスソルト ハニーピーチ 250ml 2,500円(税込)

SABON Japan
問い合わせ: 0120-380-688  
ホームページURL: http://www.sabon.co.jp

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