フィットネス
2021年3月19日

なぜゴルフは腰痛にやりやすい?どんなトレーニングを行えば効果的? (2/2)

バーベルを使ったウエイトリフティングがおすすめ

 体幹トレーニングといえばプランクや腹筋起こしなどの自重トレーニングがよく取り上げられます。たしかに有効な方法なのですが、長い時間や回数が必要になるのが難点です。そこでおすすめしたいのが、バーベルを頭上まで持ち上げ、さらにその重量を支えてバランスを取る筋トレです。

・オーバーヘッド・スクワット
・ショルダー・プレス
・バーベルスナッチ
・クリーン&ジャーク

 これらの種目は、腕や肩、下半身の筋力を鍛えると同時に、バーベルを頭上で静止させる動きによって体幹も短時間で鍛えることが可能です。また、バーベルは左右対称の動きのため、左右に偏ることなく体のバランスを整える効果もあります。

 ゴルフのスイングは、静止した状態から自ら動き出すスポーツです。野球のピッチャーやテニスのサーブと同じで、相手の動きに合わせるのではなく、自ら作り出したタイミングで身体を操作する運動能力とメンタルが要求されます。そういう意味でも、静止した状態から一気にバーベルを持ち上げるウエイトリフティングは、ゴルファーにおすすめの種目といえるでしょう。

 ゴルフのパフォーマンスを高め、また、腰痛などを予防して競技に取り組むためにも、ぜひ実践してみてください。

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[筆者プロフィール]
角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
【公式Facebook】https://www.facebook.com/WriterKakutani

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<Text:角谷剛/Photo:Getty Images>

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