腕立て伏せ(プッシュアップ)できない人向け!5つのステップで練習 (2/2)
3.膝を床につける腕立て伏せ
ハイプランクの姿勢から、膝を落として床につけます。この状態から腕立て伏せを行いましょう。
ポイントは肘が90度になるまで曲げることと、体幹をまっすぐに保つことです。
10回ほど連続でできるようになったら次へ進みます。
\膝つき腕立て伏せをチェック/
4. ベンチなどで角度をつけて行う腕立て伏せ
ベンチやイスなどに両手を置いて、角度をつけた状態で腕立て伏せを行います。
ポイントは、膝を床につけた腕立て伏せと同じです。
10回ほど連続でできるようになったら、徐々に高さを下げて床に近づいていきます。
\インクラインプッシュアップをチェック/
5.両手を一瞬床から離す腕立て伏せ
ハイプランクから床に体全体を落とし、両手を一瞬だけ床から離します。
床に手を戻した勢いを利用して、上体をまっすぐに押し上げてハイプランクに戻りましょう。
注意点としては、足の力を使わないことです。これで、上腕の筋力と瞬発力を高める効果が高まります。
腕立て伏せができない理由によって練習方法は変わる
スタンダードな腕立て伏せができない人向けに、難易度と負荷を段階的に増やしていく練習方法を紹介しました。
しかし、必ずしもこの順番通りに行わなくても構いません。
腕立て伏せができない理由は人によってさまざまであるため、原因を判明させ、それを補うやり方を行うのが理想です。
上腕の筋力が足りないのかもしれませんし、体重が重い、体幹が弱い、あるいは両方ということもあるでしょう。
いずれにしても、自分の弱点に焦点を合わせて、練習バリエーションを選択することが大切です。
さらに言えば、正しい腕立て伏せができるようになった後でも、先述したトレーニングメニューをこなすことで、筋持久力の向上が期待できるでしょう。
公式YouTubeチャンネルで腕立て伏せの動画配信中!
筆者プロフィール
角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
https://www.facebook.com/WriterKakutani
<Text & Photo:角谷剛>