筋トレ初心者向け「腕立て伏せ(プッシュアップ)」の正しいやり方 (3/3)
◆両手を一瞬床から離す腕立て伏せ
ハイ・プランクから床に体全体を落とし、両手を一瞬だけ床から離します。床に手を戻した勢いを利用して、上体をまっすぐに押し上げてハイ・プランクに戻りましょう。
注意点としては、足の力を使わないことです。これで、上腕の筋力と瞬発力を高める効果が高まります。
腕立て伏せができない理由によって練習方法は変わる
スタンダードな腕立て伏せができない人向けに、難易度と負荷を段階的に増やしていく練習方法を紹介しました。しかし、必ずしもこの順番通りに行わなくても構いません。腕立て伏せができない理由は人によってさまざまであるため、原因を判明させ、それを補うやり方を行うのが理想です。
上腕の筋力が足りないのかもしれませんし、体重が重い、体幹が弱い、あるいは両方ということもあるでしょう。いずれにしても、自分の弱点に焦点を合わせて、練習バリエーションを選択することが大切です。
さらに言えば、正しい腕立て伏せができるようになった後でも、先述したトレーニングメニューをこなすことで、筋持久力の向上が期待できるでしょう。
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[筆者プロフィール]
角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
https://www.facebook.com/WriterKakutani
<Text & Photo:角谷剛>