フィットネス
2021年9月3日
【ランニング練習】走れない日の室内トレーニングメニュー (3/3)
心肺能力を向上させるためのトレーニングメニュー
レース中に速いペースを維持し、ゴール直前のラストスパートを可能にする心肺能力の向上を目的としたトレーニングメニューです。だらだら長時間行うのではなく、強い強度の運動を短時間のインターバルで行う、いわゆるHIIT(High Intensity Interval Training)の形式です。
セット内容
ウォームアップ
縄跳びを3分3セット、セット間に1分の休み。
なわとび&バーピージャンプ
下記を1分間以内に交互に行い、残り時間は休む。これを連続して20分間行う。
✓ なわとび2重跳び(20回)
✓ バーピージャンプ(10回)
1)直立した状態から、腕立て伏せのように床に胸をつけた姿勢になる。
2)両足を揃えて立ち上がり、再び直立の姿勢に戻ったら、軽くジャンプして頭上で両手を叩く。
休息
5分間。
エアロバイク
目的や体力にあわせてセット数・重量は調整する
これらのプログラムは、私が指導する高校生ランナーたちから頼まれて作成した、冬休み中のトレーニングメニューが基になっています。現役の(そして若い)長距離ランナーたち向けに考えたものですが、それほどきつい内容ではありません。体力に応じて、セット数や重量などを調整してください。
もちろん走ることが大好きな人は、外を走る代わりに室内でもトレッドミルを走るのもよいでしょう。しかし、せっかく室内で行うのですから、普段とは違うトレーニングを試してみてはいかがでしょうか。
そうすることによって、走れなかったという焦りや罪悪感を消し、「あえて別のトレーニングを選択したのだ」とポジティブに考えを切り替えることもできそうです。
[筆者プロフィール]
角谷剛(かくたに・ごう)
カリフォルニア在住。公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、コーチング及びスポーツ経営学修士(コンコルディア大学)、CrossFit L1 公認トレーナー、TVT高校クロスカントリー部監督、ラグナヒルズ高校野球部コーチ。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
Facebook: https://www.facebook.com/WriterKakutani
<Text & Photo:角谷剛>