背中の筋肉はなぜ鍛えにくい?効果的な鍛え方とは (4/4)
トレーニングギアを活用しよう
グリップを変えるだけでなく、リストストラップやパワーグリップなどのトレーニングギアの活用もオススメです。
これらは握力をサポートするためのアイテムですが、ギアを使うことでサムレスグリップでも外れることがなく、安全性も高まります。重い重量も扱いやすくなるほか、腕への意識を減らすこともできる優れたギアなのです。
実際、筆者もこれらのギアを使って背中のトレーニングを行っていますが、あるのとないのではトレーニングの質に大きな差が出るのを感じています。
フォームや意識を身につけた中~上級者で、背中のトレーニングが苦手な人はぜひ使ってみてください。
誰かに背中を触ってもらいながらエクササイズを行う
背中を意識するためには筋肉の動きを見るだけでなく、使っている筋肉を触ってもらうことも効果的です。とくに背中の筋肉は広く、初心者の場合はどのあたりを使っているかわからなくなることも。
そんなときは誰かに使っている筋肉を触ってもらうと、意識しやすくなるでしょう。トレーニングパートナーがいる方は試してみてください。
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背中で引くことを意識すると、効果も高まる
背中でしっかり引くことができるようになると、筋肉がつきやすくなるだけでなく、スポーツのパフォーマンスの向上にも役立ちます。背中に負荷がかかっているか感じながら、エクササイズに取り組みましょう。
[著者プロフィール]
和田拓巳(わだ・たくみ)
プロスポーツトレーナー歴16年。プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガの知識も豊富でリハビリ指導も行っている。スポーツ系専門学校での講師や健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師経験も多数。そのほか、テレビや雑誌でも出演・トレーニング監修を行う。日本トレーニング指導者協会JATI-ATI。
【HP】https://wada0129.wixsite.com/takumiwada
<Text:和田拓巳>