2023年7月19日
運動中のお茶はダメ…じゃあ何なら良いの?管理栄養士に聞いてみた (1/2)
運動中は、汗をかくため水分補給が必要不可欠です。体が水分不足になると、脱水症状を引き起こし、体温調節や代謝に影響を及ぼす可能性があるので、こまめに水分を摂ることが大切です。
この水分補給、みなさんは何を飲んでいますか? スッキリ冷たい緑茶や紅茶を飲んでいる人は要注意かもしれません。その理由を「運動時の水分補給、おすすめの飲み物は?管理栄養士が解説」の記事から再編集してお届けします。
スポーツ時の水分補給に「お茶」はおすすめできない?
「お茶は、乾いた喉を潤すのにはぴったり!」と思っていませんか? お茶に含まれるビタミンCやカテキンはカラダにいいし、スポーツ時の水分補給にもよいのでは、と思ってしまいますよね。
しかし、緑茶や紅茶など茶葉で入れるお茶にはカフェインが含まれており、スポーツ時の水分補給としてはNGなのです。
お茶をおすすめできない理由
どうしてカフェインを含む飲み物がスポーツ時の水分補給に適さないのか。Japanマラソンクラブの管理栄養士で、ジョギングインストラクターでもある深野祐子さんに聞きました。
「カフェインには利尿作用があるため、余計な水分をカラダの外に排出してしまいます。なので、スポーツ時の水分補給としてはあまりおすすめではありません」
スポーツでたくさん汗をかいたうえに、トイレに行く回数が増えてしまうのではカラダの水分がいくらあっても足りない! これが、お茶が(カフェインを含む)スポーツ時の水分補給に適さない理由だったのです。
とはいえ、お茶に含まれるカフェインが作用する利尿作用は強すぎるものではありません。日常生活を送る上で、お茶で水分補給をする分には問題ないでしょう。
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スポーツ時におすすめのお茶もある
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