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ヘルス&メンタル
2023年11月14日

効率よく疲労回復できる眠り方「濃縮睡眠」とは。“理想の睡眠時間”に惑わされない!(前編) (3/3)

1991年ごろに行われた睡眠と成長ホルモンの研究において、睡眠ホルモンの分泌量と就寝時間をチェックしたとき、研究対象者の入眠時間が22時ぐらいで、24時ごろに成長ホルモンが出ているという研究結果があります。

実は他の時間に寝ても成長ホルモンは分泌されていたのですが、当時のメディアが一部を切り取って伝えてしまったため、睡眠のゴールデンタイムとか、シンデレラタイムのような説が広まったのではないかと考えられます。

もちろん、その後の研究でも、何時に寝たとしても成長ホルモンは分泌されるという結果が出ています。

後編では、「濃縮睡眠」でもっとも重要な、脳疲労を解消する眠り方について聞いていきます。

後編:脳疲労を回復させる方法は「睡眠」にあり!専門家が教える“脳の疲れをとる眠り方”(後編)

プロフィール

睡眠デトックス・姿勢美矯正サロン プロスパービューティー
松本美栄(まつもと・みえ)


睡眠セラピスト。睡眠デトックス・姿勢美矯正サロン「プロスパービューティー」オーナー。一般社団法人 濃縮睡眠協会 代表理事。

「睡眠の変化から人生の豊かさをより感じられる人を増やす」ことを目標にサロンでの施術・カウンセリングや座学の提供のほか、企業や消防署などでの講演やセミナー、メディアへの出演も行っており、これまでに延べ6000人以上の睡眠に関する悩みを解決。2020年からはオンラインでの勉強会を開催しており、参加者は延べ2000人を超える。

著書に、『誰でも簡単に疲れない体が手に入る 濃縮睡眠Rメソッド』(かんき出版)、『パフォーマンスを劇的に変える!快眠習慣』(自由国民社)がある。

<Edit:編集部>

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