ヘルス&メンタル
2025年1月14日
なぜジョギングはダイエットに「あまり向いていない」のか?トレーナーが語るその理由 (1/3)
「率直にいうと、短期的に体重を落とす視点で考えると、ジョギングはそれほどオススメというわけではありません」。
「ジョギングのダイエット効果とは。痩せる走り方をトレーナーが解説」にてそう語るのは、パーソナルトレーナー藤本千晶さん。ダイエット=走るというイメージがついている人にとって、見逃せない言葉です。
しかし藤本さんは、ジョギングは「長期的に体重管理をするためにはとてもオススメです」とも続けています。どういうことでしょうか。
ジョギングは、ダイエット運動としてそれほど最適ではない
ジョギングはダイエット運動としてはあまり適切ではありません。なぜなら体重を落とす効果はあまり期待できないからです。
有酸素運動を行い、体重がどう変化したかを調査した研究があります。
平均年齢58歳でBMI30.9と肥満の女性を集め、1年間、週5回、45分/回の有酸素運動を実施しました。その結果、体重は平均83.7kgから81.7kgになり、-2.0kgの減少でした(※1)。
体重は落ちるには落ちるが、ほかに適切な運動はある
たしかに体重は落ちました。
しかし1年間、週5回、45分/回をかけた結果として-2.0kgはさみしい結果だと言わざるを得ません。
その他での調査でも似たような結果が多数出ており、体重は落とすものの、その程度は労力に対して十分ではありません。
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