• Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube

筋トレ「クイックリフト」は健康にも効果的。“長生きトレーニング”のポイントとは (1/2)

 以前の記事で、筋トレを行う際には“挙上重量”と“回数”の他に「時間」の概念を取り入れることをおすすめしました。その理由は、同じ動作を行うのであれば、スピードを高めることによってトレーニング効果が上がるからです。しかし最近、実は速いスピードで行う筋トレ、いわゆる「クイックリフト」は健康にもよい効果をもたらすとの研究結果が、ヨーロッパの医学学会で発表されました。

関連記事:筋トレ効果アップには「時間」がカギ。タイムを測るメリット、時間制限つきトレーニングメニューを解説

研究グループによる研究結果

 2019年4月12日にポルトガルのリスボンで行われた「EuroPrevent 2019」でヨーロッパ心臓医学ソサイエティが発表した研究(※1)によると、瞬間的に発揮される最大筋力が高い人ほど長生きする傾向があるという結果になりました。

 ブラジル・リオデジャネイロのアラホ博士を中心とした研究グループは3878人の一般人を対象に2001年から2016年までの長期間に渡って追跡調査を行いました。調査対象になったのは41歳から85歳までの非アスリートで、平均年齢は59歳、男女比は男性68%・女性32%。最大筋力を測定する方法として、立った状態で重量ケーブルに繋がったハンドルを腰の下から顎の下まで一気に引き上げる動作(Upright Row Exercise)が選ばれました。

 その結果、男女とも最大筋力がそれぞれの平均以上であると生存率が高くなったとのこと。逆に最大筋力が平均の50%以下で4~5倍、25%以下で10~13倍もの範囲で、死亡率が高まることがわかりました。これを受けて、アラホ博士は以下のように述べています。

「高齢者が椅子から立ち上がるときとボールを蹴り上げるときは、筋肉の大きさよりもその筋肉が発揮するパワーが重要になります。ところがウェイト・トレーニングの多くはパワーよりも筋肉の大きさを重視する傾向があります。我々の研究では、より多くのパワーを持つ人ほど長生きすることを初めて明らかにしました」

 パワーとは、一定時間内に行われる仕事量を指します。筋トレにおいては、同じ挙上重量と回数(仕事量)であれば、それを行う速度が速ければ速いほどより多くのパワーが発揮されるというわけです。あるいは、同じ制限時間内に挙上重量と回数(仕事量)を増やしても同じ結果が得られます。

ランキング
Ranking

  • 最新

オススメ記事
Special

オススメ連載
Series

注目キーワード