糖質制限ダイエットのやり方。食べてもいいもの&NGな食べ物、レシピメニュー (2/7)
糖質制限のデメリット
つい食事量を減らしすぎてしまう
糖質制限中は急激に体重が落ちることによってモチベーションが高まり、糖質だけでなく食事量全体を減らしてしまう人も少なくありません。しかし、1日に必要なエネルギーを摂取しないことは、健康を害するおそれが高くなります。
糖質量が少なくなることで、体調不良や便秘になることも
今まで不足なく体内にあった糖質がほとんどなくなることで、カラダが環境の変化を感じ、体調に影響をもたらす場合があります。特に糖質制限ダイエットを始めたばかりの時期は、頭痛や吐き気、めまい、不安感、倦怠感や無気力感、眠気などの症状が出る場合があるでしょう。
また、炭水化物を制限してしまうことで食物繊維が不足し、便秘になってしまう人もいます。糖質の少ない野菜や海藻類などを積極的に摂取し、食物繊維を補給しましょう。糖質制限に慣れてくれば体調も安定してきます。初期の体調不良がつらい場合は制限を緩くし、少しずつ糖質量を減らしていくようにするとよいでしょう。
Q.糖質断ちなどで糖質不足が続くと、カラダにどんな影響を及ぼすと考えられますか?
A.筋肉や脂肪を分解して栄養を補おうとします。
「食事からの糖質の摂取がストップすると、カラダは筋肉や肝臓に貯蓄していた糖を分解し、エネルギー源として利用します。カラダや脳はたくさんの糖質をエネルギー源として使っているため、貯蓄はすぐに底をつき、補給がままならないと筋肉や脂肪を分解して栄養を補おうとします。
タンパク質や脂質などで補うこともせず栄養補給がままならない状態が続いてしまうと、栄養をまかなうために筋肉や脂肪が消費されます。体重が落ちていくので一見ダイエットに効果があるように見えますが、筋肉が減ると結果的に脂肪を燃やす力が下がるため、食事量や内容を戻すと前以上に太りやすいカラダになる可能性も。
また、脳のエネルギー源である糖質の極端な制限は、集中力を下げてしまう原因にもつながりかねません。糖質量をコントロールして体重管理をする場合は、そのようなリスクがあることも知っておく必要があるでしょう」(管理栄養士・大石さん)
糖質を摂らない“糖質断ち”生活が続くとどうなる?│管理栄養士の食トレ学 より
糖質制限で食べてもいい食品・控えたほうがいい食品
ここでは代表的な食品について、糖質制限ダイエット中に食べてもいいかどうか、解説します。