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カップを積み重ね、そして戻す!「スポーツスタッキング」とは?

 あなたは、「スポーツスタッキング」というスポーツをご存知でしょうか。おそらく聞きなれないと思う方は多いでしょう。スポーツスタッキングは、老若男女を問わず誰でも楽しめるレクリエーション・スポーツです。まだ新しいスポーツのため、取り組んでいる選手は多くありません。しかし、経験した人々を虜にしてしまうおもしろさがあり、これからの発展が期待されるスポーツです。ここでは、そんなスポーツスタッキングについて、筆者の体験談などをふまえながら詳しくご紹介します。

[筆者プロフィール]
赤堀達也(あかほり・たつや)
1975年生まれ。静岡県出身。小・中・大学のバスケ部を指導し、小・大学で全国出場、公立中学でも強化私立を倒し県ベスト4に入るなど、年代を超えて指導実績を残す。最高戦績は全国準優勝。また新体力テストが最低水準の学校で県大会優勝、高校時代に日の目を見ない選手達の大学で東海1部昇格するなど、独創的な理論・論理的な指導で選手育成に成功している。加えて幼児・高校の体育指導も行い、全年代の指導経験がある。
現在は、2018年度より群馬医療福祉大学にて、新教育要領の「資質・能力の育成」に向け、主に幼児体育の研究・指導者アドバイス等を行う。
また学校における働き方改革の部活動問題の解決に向け、部活動の外部コーチの傍ら、クラブを立ち上げ活動している。
[HP] https://mt-a.jimdo.com

スポーツスタッキングとは?

 スポーツスタッキングとは、逆さにしたカップを山のように積み重ね(アップスタック)、そして戻す(ダウンスタック)時間を計測し、1000分の1秒単位のスピードを競い合うスポーツです。カップの重ね方はいろいろあります。たとえば下から1段目は2個のカップ、2段目は1個のカップで構成された“全3個の山”だったり、1段目は3個・2段目は2個・3段目は1個という“全6個の山”だったり。あるいは、1段目4個・2段目3個・3段目2個・4段目1個という“全10個の山”もあります。

 最初に考案された頃は、紙コップを用いて行っていたようです。しかし紙コップだとスムーズにできないため、現在は空気抜け用の穴が開いた専用プラスチックカップを使用しています。なお、日本大会(ジャパンカップ)からアジアチャンピオン大会、世界大会まで行われている競技です。

個人戦とチーム戦がある

 競技の種類には、個人で行うものとペアもしくはチームで行うものがあります。

<個人で行うもの>
○「3-3-3」:カップ3個を積み重ねた山を3つ作って、元に戻します。
○「3-6-3」:3個・6個・3個の山を作って戻します。
○「サイクル」:3個・6個・3個→6個・6個→1個・10個・1個を順に行います。
※2つの山を同時に作ってはいけません。

<複数の人数で行うもの>
○「ダブルス」:2人組で「サイクル」を行います。1人が右手役・もう1人が左手役となり、2人とも片手で行います。
○「リレー」:複数人(前回の大会では4人)で1チームとなり、最初の人から最後の人までのタイムを競います。入れ替わる時間も計測されているため、早く走って交代することになります。

スポーツスタッキングを実際にやってみた

 筆者が勤務する大学で、実際にスポーツスタッキングを行ってみました。初めてのため、どんな反応になるか分からず不安でしたが、その不安もどこ吹く風。どこのクラスでも予想以上に盛り上がり、「今度はいつやる?」「またやりたい!」「サークルを作ろう!」といった声が上がるほどでした。

 実際に行ってみて、私自身が感じたことを少しお伝えします。スポーツスタッキングは神経系のスポーツであるため、神経発達が著しい時期の幼児から行うとよさそうです。もちろん、遅い時期から始めても十分に効果があり、楽しむことができます。

 また、この競技には頭脳や集中力も必要です。手を使うことは理性を働かせ、集中力を高めるという脳にもよい効果があります。子どもたちは手遊びが好きですが、それだけでなく、スポーツスタッキングのようにより多く手を使う機会を作ることは、脳まで含めた子どもの健全な発育発達につながっていくものだと感じました。同時に高齢者にもよさそうで、認知症予防やリハビリにも効果がありそうです。

さいごに

 スポーツスタッキングは、これから発展していくスポーツといえるでしょう。家族で取り組むことも可能ですし、コミュニケーションを取るのにもよさそうです。まだ競技者の少ないスポーツのため、もしかしたら家族で日本代表なんていうことも夢ではないかもしれません。2018年8月26日(日)には「第4回ジャパンカップ」が開催されます。ご興味のある方は、参加してみてはいかがでしょうか。

▼参考サイト
WSSA(世界スポーツスタッキング協会)JAPAN
https://www.wssajapan.com/index.html

<Text:赤堀達也/Photo:Getty Images>

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