筋肉痛のとき、有酸素運動しても大丈夫?痛みがあるとき「やってはいけないこと」
筋肉からの贈り物ともいわれる「筋肉痛」ですが、筋肉痛が出ている時に有酸素運動をしても大丈夫なのでしょうか。筋トレはやっちゃダメとはよく聞きますよね。『筋肉痛はいいこと?』という記事から、筋肉痛の時に有酸素運動しても大丈夫なのかピックアップしてご紹介します。
筋肉痛のとき、有酸素運動をしても大丈夫?
筋肉痛の時、軽めの有酸素運動ならばしても大丈夫です。ただし、筋肉痛が出ている箇所に負担をかけるような有酸素運動はおすすめできません。
基本的に筋肉痛が出ている時は、休息するか軽い運動に留めるか、どちらかを行い、筋肉の修復を優先させた方が効率的です。
どんな有酸素運動ならしてもいい?
筋肉痛の度合いや箇所によっても異なりますが、体が温まる程度の低負荷の有酸素運動なら大丈夫でしょう。
低負荷の有酸素運動を動画と一緒にTRY!
筋肉痛のとき“やってはいけないこと”とは
筋肉痛が残っているときの高負荷な筋トレや運動は、おすすめできません。
休息をとらずにトレーニングを行うと、筋肉が十分に回復する前に再び筋肉が破壊されてしまうため、筋肉が成長しません。
また、以下のようなデメリットも生じてしまい、効果的にトレーニングを行えなくなってしまいます。
- 痛みで全力を出せない
- 痛みで集中できない
- 痛みで関節可動域が狭くなる
筋肉痛がない部位の筋トレならOK
筋肉痛の出ていない筋肉は、基本的に鍛えても問題ないです。
「腕が筋肉痛ならば、下半身を鍛える」「腹部が筋肉痛なら、肩を鍛える」など、筋肉痛の場所を避けてトレーニングをすると良いでしょう。
とはいえ、過度な筋トレは、慢性疲労の状態につながります。倦怠感・息切れ・食欲低下・不眠の原因になるので注意してください。
この記事を監修した人
なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニック
院長 樋口 直彦 先生
帝京大学医学部卒業後、いくつかの病院で勤務し、院長を経験後、2021年1月に医療法人藍整会 なか整形外科の理事長に就任。バレーボールVリーグ「サントリーサンバーズ」のチームドクターも務める。骨折治療をはじめ関節外科、スポーツ整形外科を専門に治療。
※本記事はMELOSで公開された記事『【筋肉痛はいいこと?】筋肉に効いてる証拠なのか。悪い筋肉痛の見分け方も[整形外科医監修]』を再編集したものです。
<Edit:編集部>