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オリゴ糖の危険性とデメリットを考える。体に悪い、太る…これって本当?
なんとなく体に良いというイメージがあるオリゴ糖ですが、実はデメリットもあることをご存知でしょうか。 『「オリゴ糖」とは。効果的な使い方』という記事から、オリゴ糖のデメリットをピックアップしてご紹介します。
オリゴ糖とは
オリゴ糖とは、単糖が2〜10個ほど結びついたもので、主に食品の甘みや食感を改善するための調味料として使用されます。
一口にオリゴ糖といっても種類は多く、以下などがあります。
- フラクトオリゴ糖
- ガラクトオリゴ糖
- 大豆オリゴ糖
- イソマルトオリゴ糖
- ラフィノース
関連記事:「オリゴ糖 vs 砂糖」、太りにくいのはどっち?違いを解説 《管理栄養士監修》
オリゴ糖のデメリット
デメリット1 摂りすぎによって不調があらわれる
摂りすぎると人によってはガスが溜まる、お腹がゆるくなるなどの可能性があります。
デメリット2 使用量が多くなる危険性
「オリゴ糖は甘さが控えめ」ということで、かえって使用量が増えてしまい、知らないうちにカロリーオーバーにもつながりかねません。
「オリゴ糖は太る」と言われている噂があるのは、このためかもしれません。
デメリット3 砂糖と比べて高価である
砂糖の代わりとして日常使いする場合、金銭的負担が大きくなってしまうので支出面で注意が必要かもしれません。
1kgあたりの価格差
- 砂糖:300〜500円
- オリゴ糖:600〜1,500円
※目安の価格です。販売場所によって価格は大きく異なる場合があります。
関連記事:【低脂肪牛乳】は体に悪い?「なぜ安いのか」「普通の牛乳との違い」も解説
もちろんイイコトも! オリゴ糖のメリットとは
メリット1 お腹の調子を整える働きがある
大腸に届いたオリゴ糖は、善玉菌であるビフィズス菌のエサとなり、ビフィズス菌を増やすのに役立ちます。
ビフィズス菌が増えることにより、ビフィズス菌が「有機酸」を生み出します。この有機酸が増えると腸内が弱酸性に傾き、腸内の悪玉菌の活動が抑えられ、結果的に便秘改善につながったり、ミネラルの吸収率がアップすると言われています。
便秘解消や腸内環境改善を目的とするのであれば、食物繊維や乳酸菌、発酵食品などと一緒に摂るのがオススメです。
発酵食品 | 味噌、ヨーグルト、塩麹、醤油麹、漬物、キムチ、チーズ、納豆、甘酒など |
食物繊維 | ごぼう、さつまいも、こんにゃく、やまいも、大麦、オーツ麦、玄米、枝豆、海藻類、きのこ類など |
メリット2 砂糖と比べて低カロリー
砂糖と比べると低カロリーなため、ダイエットの人におすすめです。
- 白砂糖:1g当たり約4kcal
- 乳糖果糖オリゴ糖:1g当たり約2kcal
オリゴ糖の摂取期間の目安
期間については、個人個人のカラダの状態や腸内環境などにより条件が変わってくるため一概には言えません。
摂取期間だけでなく、日々の食事内容や体調(とくにおなかの調子)などを把握しながら数日〜数週間続けてみて、もし体調面で不調が現れるようなら、頻度を減らすか一旦中止して専門家に相談してみてください。
※本記事はMELOSで公開された記事『「オリゴ糖」とは。メリットとデメリット、効果的な使い方|マッスルデリ管理栄養士が解説』を再編集したものです。
<Edit:編集部>