食べても太らない人に共通する特徴とは。太りにくい食べ物、生活習慣を知る[薬剤師監修] (4/4)
食べても太らない体質になる習慣とは
最後に、食べても太らない体質を手に入れるために必要な習慣を3つご紹介します。
体を冷やさない
体の冷えは太りやすい体質の原因となるため、普段から体を温めることが重要です。
体が冷えると、代謝が落ちてエネルギーを消費しにくくなったり、水分や血液の循環が悪くなりむくみやセルライトができやすくなったりします。
とくに、女性は男性に比べて筋肉量が少なく冷えやすいです。
温かい飲み物を飲む、湯船に浸かる、カーディガンなど調整のきく服を持ち歩くなど、普段の生活からからだを冷やさない対策をとっていきましょう。
運動する習慣を身につける
定期的な運動は、食べても太りにくい体質になるために欠かせません。運動により筋肉量が増えると、基礎代謝が上がり、より多くのカロリーを消費するようになります。
まずは週に2〜3回、30分以上の運動が目安です。
- 脂肪を落としたいなら・・・ジョギングやスイミング、サイクリングなど有酸素運動がおすすめ
- 筋肉量を増やしたいなら・・・肩や背中、お尻、太ももなど大きな筋肉を鍛えるのがおすすめ
なかなか運動する時間をとれない人は、普段の生活のなかに運動を取り入れてみるといいでしょう。
- 外出の際にはエスカレーターではなく階段を使う
- 電車やバスではなく自転車や徒歩で行う など
ストレスを溜めない
ストレスは太る原因になることがあります。
ストレスを感じると、ドーパミンを分泌し、摂食中枢を刺激して食欲を増加させたり、食欲を抑える働きがあるセロトニンの分泌を抑制したりするため、過食を助長してしまうのです。
また、ストレスによって自律神経が乱れると、基礎代謝が下がってエネルギーがうまく消費されず太りやすくなります。
そのため、しっかり休息をとる、趣味に没頭する時間を作る、適度に運動するなど、定期的にストレスを発散することが重要です。効果的にストレスを解消する方法を見つけましょう。
食事や習慣で、食べても太らない体質を作る!
食べても太らない痩せ体質を手にいれるためには、食品の種類や摂り方、生活習慣を見直していくことが重要です。
バランスのよい食事と適度な運動習慣をつけて、痩せ体質を手に入れましょう。
監修・執筆者プロフィール
あんしん漢方薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
<Edit:編集部>