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2024年1月16日

ストレートネック(スマホ首)の原因・症状・治し方&ストレッチ[整形外科医監修] (2/2)

首の痛みの生活上の原因例

  • スマートフォンやタブレット端末をよく使う
  • ノートパソコンをよく使う
  • 仕事は主にデスクワーク
  • ストレッチなどの体操はあまりしない
  • いつもイスに浅く腰かける
  • 背もたれが低いイスや背もたれのないイスをよく使う
  • 足を組むことが多い
  • 枕の高さがあっていない

日常の中で誰しも行なってしまう行為が、いくつも見られますね。この項目は、いくつ当てはまるかではなく、それぞれの行為を1日何時間程度続けてしまっているか改めて考えてみてください。

「ストレートネックになると、首のコリや痛みが現れやすくなりますが、整形外科を受診してレントゲンを撮影しても骨自体に異常がないと、整形外科などでは有効な治療方法がありません。長時間の姿勢やイスの座り方を正しくすることが予防になります」(竹谷内先生)

ストレートネックのセルフチェック

簡単セルフチェック

自分はストレートネックかな? と思い当たるときは上記のように「頭・背中・お尻・かかと」それぞれが、壁につくか確認してみましょう。

頭が自然と壁につかないときは、程度はありますがストレートネックだと考えていいでしょう。

ストレートネックになったときの対策

では、ストレートネックなのかな? と思ったとき、どのような対策があるのでしょうか。

痛みが継続する場合は、必ず整形外科を受診し、診断してもらうことをおすすめします。首の痛みがあるからストレートネックというわけではありません。実は頚椎症や手のしびれなどをともなう頸椎症性神経根症や、椎間板ヘルニアの神経根症タイプなどが起きている場合があります。

ストレートネックだった場合、整形外科では痛みを緩和する薬を処方してもらえます。しかし、普通に行なわれる治療方法だけでは、なかなか改善しません。

「整形外科などで行われている首の牽引療法などで、ストレートネックを改善することはできません。また一旦ストレートネックになってしまうと、先に紹介した予防法だけでも改善が難しくなります。一度崩れてしまった背中や腰のカーブを元に戻すには、首だけでなく背中や腰のカーブ全体を正常に戻すことが大切になります。その点カイロプラクティックは、全体を調整することができます」(竹谷内先生)

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監修者プロフィール

竹谷内康修(たけやち・やすのぶ)
整形外科医・カイロプラクター。竹谷内医院院長


東京都生まれ。2000年に東京慈恵会医科大学卒業後、福島県立医科大学整形外科へ入局。2003年、米国のナショナル健康科学大学へ留学。2007年、東京駅近くにカイロプラクティックを主体とした手技療法専門の竹谷内医院を開設。肩こり、首の痛み、腕のしびれ、腰痛、腰部脊柱管狭窄症、関節痛などの手技治療に取り組む。雑誌、新聞、テレビなどのメディアでも活躍中。著書に『腰痛を根本から治す』『腰・首・肩のつらい痛みは2分で治る!』(以上宝島社)、『首の痛みは、自分で簡単に治せる1』(三笠書房)などがある。
【竹谷内医院 公式サイト】https://takeyachi-chiro.com

『頸椎症の名医が教える 竹谷内式 首トレ 5分の体操で首の痛み・肩こり・腕のしびれが消える』(徳間書店)
▼公式ページはこちら

<Text:松田政紀(アート・サプライ)/Illustration:スギサキメグミ>

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