
「筋肉痛で歩けない時」の対処法。明日までに治す方法は?[理学療法士監修] (1/3)
- トレーニング
- 2023年9月20日
筋トレや運動をした後に起こる筋肉痛。時には、「歩けないほど痛い」こともあるでしょう。本記事では、理学療法士さん監修のもと筋肉痛で歩けない時の対処法をお届けします。
「明日までに筋肉痛を治す方法はある?」「筋肉痛の時は患部を動かした方がいい?」などの疑問にもお答えします。
太ももやふくらはぎが筋肉痛で歩けない……対処法は?
筋肉痛で太ももやふくらはぎが歩けないほど痛い場合、基本的には安静にすることが大切です。患部を休めて、回復を待ちましょう。
筋肉痛を軽減する方法としては、
- 患部を「冷やす」方法
- 患部を「温める」方法
があります。温めれば良いのか、冷やせば良いのかの判断は、患部を触った際の熱感がポイントになります。詳しくは以下を参考にしてください。
「冷やす」「温める」、迷った時は?
患部に熱感や強い痛みがある場合は、「冷やす」
熱感がある場合は、冷やして、炎症をケアしてあげましょう。ビニール袋に氷水を入れて、患部を冷やす方法が手軽です。
患部の熱感が落ちついている場合は、「温める」
温めることで、血行が良くなり、筋肉の修復に必要な酸素やタンパク質(アミノ酸)がスムーズに供給され、筋肉痛の回復が早まるでしょう。
温めるためには、熱すぎない温度のお湯(40℃程度)に入浴するのがおすすめです。最近では、硫酸マグネシウムが主成分の「エプソムソルト」という入浴剤が筋肉痛に有効と言われています。これは、マグネシウムの成分が、筋肉の緊張を緩和すると考えられているためです。
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「筋肉痛で歩けないけれど、仕事でどうしても歩かなければいけない」場合は、市販の消炎鎮痛剤を使用すると良いでしょう。
たとえば、
- バンテリン
- サロンパス
- 湿布
などです。
筋疲労や肉離れの場合は、筋繊維の走行に沿ってキネシオロジーテープなどでテーピングを行うと、痛みを軽減できます。
ただ、歩けないほど痛む筋肉痛の場合、原則として「筋肉を休める」のが良いでしょう。無理はせず、回復を待ちましょう。