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「腸腰筋(深腹筋)」とはどこの筋肉?鍛えるメリットは?効果的な鍛え方とトレーニングメニューを解説

 「腸腰筋(ちょうようきん)」、別名「深腹筋(しんふっきん)」とも呼ばれるこの筋肉は、どこの部位にあり、鍛えるとどんな効果やメリットがあるのでしょうか。効率よく鍛える方法やトレーニング種目もあわせてまとめています。

腸腰筋とは

  腸腰筋とは、上半身と下半身をつなぐ筋肉です。背骨の腰の辺りから始まる“大腰筋”と、骨盤の内側の上部から始まる“腸骨筋”が組み合わさっており、骨盤を通り抜けて太ももの内側についています。この筋肉は「深腹筋(しんふっきん)」や深部腹筋群と総称され、いわゆるインナーマッスルの部類に入る筋肉です。

▲大腰筋という腰椎の内臓側からスタートする筋肉と、腸骨筋という骨盤の内側からスタートする筋肉が合わさり、骨盤の中を通り抜けて大腿骨の根元についています。

腸腰筋はどんな役割を担っている?

 腸腰筋は、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉です。腰をS字状にキープしたり、腿や膝を持ち上げる動きを行います。立ち姿勢(立位姿勢)を保つ際に重力に抗う抗重力筋でもあります。見えない位置にある筋肉ですが、運動能力のほか、姿勢やプロポーションに関わってくる筋肉です。また、速く走るための筋肉としても注目を集めています。

腸腰筋を鍛えるメリット

 腸腰筋を鍛えることで、以下のようなメリットが期待できます。

体のバランスを保つ
よい姿勢をキープする
ヒップアップ、下っ腹が出るのを防ぐ
腰痛予防
腿を引き上げる力を強化し、速く走ることができる

腸腰筋が衰えるとどうなる?

 腸腰筋は、硬くなってくると以下のような状態を引き起こす可能性があります。

バランスが悪くなる
姿勢が悪くなる
お尻が垂れる
下腹がポッコリ出る
腰痛になりやすい
つまずきやすくなる

 とはいえ、こうした状態は腸腰筋だけが原因で起きるものでもありません。まずは、腸腰筋が硬くなっているかチェックしてみるとよいでしょう。

腸腰筋の硬さをチェックする3つのポイント

1.仰向けに寝ます。
2.片足の膝を胸につくように抱えます。もう片方の足は膝を伸ばしてください。
※もし膝が胸につかない場合、誰かに押してもらいましょう。

 抱えている膝を胸につけているとき、もう片足の膝裏が床から離れてしまうようであれば、腸腰筋がうまく使えていない、または硬い証拠です。

腸腰筋を鍛えるトレーニング

 前述したように、腸腰筋はインナーマッスルです。インナーマッスルのトレーニングはだいたい40%くらいの力で行うのがよいとされています。それ以上の力で行うと、アウターマッスルの作用が強くなるためです。自重トレーニングや日常生活の動作で鍛えるのがよいでしょう。

◆レッグレイズ

1.仰向けに寝ます。
2.膝を伸ばしたまま両足を上下させます。
3.10~20回×3セットを目安に行いましょう

足を下ろした際、床につけないで続けると効果が上がります。足を下ろす際にゆっくり行うとさらに効果的です。

◆バイシクル

1.仰向けに寝ます。
2.足を浮かしたまま、自転車を漕ぐように両足を交互に胸に引き寄せます。
3.10~20回×3セットを目安に行いましょう。

手を頭にしておくとさらに効果が上がります。ゆっくり行うとさらに効果的です。

◆階段を使う

 一段飛ばしで少し前傾しながら行うと、さらに効果が上がります。

◆少し大股で歩く

 足の裏ひとつ分ほど大股で歩くと、より効果が高まります。

◆坂道ダッシュ

 前傾姿勢を取り続けることがポイントです。

腸腰筋を柔らかくするストレッチ

 トレーニング後はストレッチも行いましょう。なかなかトレーニングできない人は、まずストレッチから入るのもよいでしょう。ここでは具体的なストレッチとして、「ランジ」の手順をご紹介します。マットなどを敷いた床の上で行いましょう。

◆ランジ

1.しゃがんだ状態から、膝は曲げたまま、足を前後に開きます。
2.後足の膝は床につけます。
3.前足に体重を乗せ、後足の股関節を伸ばします。

 なかなか意識されにくい腸腰筋。少し意識することで、姿勢やプロポーションを改善し、運動能力を高めることができるでしょう。

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[プロフィール]
赤堀達也(あかほり・たつや)
1975年・静岡県出身。小・中・大学でバスケを指導し、独創的理論・論理的指導で育成する。体力テスト最低水準校で県優勝、無名選手達で東海1部にスピード昇格。最高は全国準優勝。
4月より群馬医療福祉大学助教から旭川大学短期大学部准教授となり、バスケで培った理論を応用して幼児体育・健康の研究を行う。またパーソナルストレッチやスポーツスタッキング、部活動改革も取り組んでいる。
[HP] https://mt-a.jimdo.com

<Edit:編集部/Text:赤堀達也/Photo:Getty Images>

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