フィットネス
2024年12月9日

なぜ「バーベルを使った筋トレ」は難しいと感じるのか? (2/3)

バーベルスクワットを行うときのポイント

初心者がバーベルスクワットにチャレンジするために、覚えておきたいポイントを紹介します。

バーベルを担ぐと背中が丸まりやすい

初心者がバーベルを担ぐと、どうしても動作中に背中が丸まりやすくなります。これを防ぐため、意識したいのが「顔の向き」です。

バーベルスクワットに慣れていない場合、顔の向きに意識しないと、いつの間にか顔が下を向いていることが多いでしょう。顔が下を向くということは顎が引けて、背中が丸まりやすい状態です。

バーベルスクワットをするとき、顔の向きは常に正面~やや上向きにして動作を行うようにしましょう。顎を上げることで、背中がまっすぐになります。

バーベルスクワットのやり方 膝がつま先より前に出ないようにして、お尻をまっすぐ下げる

バーの担ぐ位置を見直す

バーベルを担ぐ位置も気をつけてみましょう。

バーベルを僧帽筋の上のほうで担ぐやり方を「ハイバースクワット」、バーベルを肩甲骨の上あたりで担ぐやり方を「ローバースクワット」といいます。

ハイバースクワット

初心者の場合、ほとんどの方は「ハイバースクワット」になっているでしょう。

ハイバースクワットは上体が起きやすく、膝が前に出やすいフォームになりがちです。自重トレーニングでしっかり股関節を意識して曲げている人ほど、ハイバースクワットになるといつものフォームが取れない可能性があります。

そんなときは、バーベルの担ぐ位置を変えてみるのもひとつの方法。

「バーベルが落ちてしまうのでは」と心配する人がいるかもしれませんが、大丈夫です。バーベルは肩の上に乗せるというイメージしかなかった人は、ローバースクワットを試してみてください。

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