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疲労回復を高める「アクティブレスト(積極的休養)」とは。種類と効果、やり方 (2/2)

アクティブレストの種類3 入浴

入浴は、水圧・温熱・浮力の効果を活用することで疲労回復を促します。ぬるめの温度のお風呂にゆっくり浸かることで、心身ともにリラックスすることができるでしょう。

「湯に浸かると浮力による筋肉が弛緩されカラダが緩み、ぬるめの湯なら副交感神経が優位になってリラックスします。リラックスしないと疲労の回復はないので、疲れたなという日はぬるめで自分が『心地よい』と感じる温度の湯に入ることをおすすめします」

お風呂に入れば睡眠の質も上がる。疲れたカラダに効果的な入浴法をお風呂博士に聞いてみた(前編) より

疲労感が強い場合は、冷たい水と交互に入る交代浴も効果的です。運動後は、シャワーで済ませる人が多いかもしれません。しかし疲労回復のためにも、しっかり入浴することをオススメします。

アクティブレストの種類4 プールなどの水中運動

入浴同様、水圧や浮力を得られる水中での運動は、疲労回復に効果的です。

水圧は筋肉を圧迫しマッサージ効果を得ることができるほか、浮力は重力から解放して緊張を緩和させ、カラダにかかる負担を減らすことができます。

関連記事:お風呂に入れば睡眠の質も上がる。疲れたカラダに効果的な入浴法をお風呂博士に聞いてみた(前編)

アクティブレストの種類5 アイシング

運動によって起こる炎症を抑えるためには、アイシングが効果的です。運動後に痛む部位があれば、すぐにアイシングを行うようにしましょう。

アスリートの場合、疲労回復のためにアイスバス(氷水のお風呂)に入るなどして、全身を一度にアイシングすることもあります。

関連記事:アイスバス(氷風呂)の効果と入り方。温度や浸かる時間は?疲労回復や筋肉痛対策になる?

日常生活の疲れにもアクティブレストは効果的

アクティブレストは、運動後の疲労回復だけが目的ではありません。日常生活での疲れを感じたときも効果的です。たとえばデスクワーク。デスクワークの人は日頃からカラダを動かす機会が少ないため、筋肉の緊張が強く関節の可動域が狭くなりがちです。

そんな人は、ゆっくりカラダを休めても疲労感の回復にはつながりません。ストレッチなどを行ってカラダを動かす方が、よほど疲労回復効果が高いのです。もちろんデスクワークの人だけでなく、肉体労働の人も同様です。

忙しい現代、勉強や仕事、もしくは競技スポーツなどでは、知らず知らずのうちにカラダに疲労が蓄積していきます。重要なのは、疲れが溜まって痛みが出たときの対処ではなく、疲れを溜めないように日頃からアクティブレストを行い、こまめに疲労回復すること。

アクティブレストを日常生活の中にとり入れ、コンディション管理に役立てましょう。

関連記事:疲労回復におすすめの食べ物(コンビニ編)。疲れたときに摂りたい栄養素とは[管理栄養士監修]

<Text:和田拓巳/Photo:Image by AI素材.com>

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