プロテイン、どの種類をいつ飲むのがおすすめ?効果的な飲み方とは (5/5)
プロテインの気になる疑問
プロテインを飲むと太る?
たんぱく質は、1gあたり約4Kcalのエネルギー。飲み過ぎると単純にカロリーオーバーになって太る可能性もあります。
また、たんぱく質を多量摂取しすぎると、使われないたんぱく質は脂肪に蓄えられます。1日に必要なタンパク質量を目安にして摂取しましょう。
1日の摂取量は“自身の体重×1.5g”程度(65kgの場合は、65×1.5g=97.5g)のたんぱく質量を目安としましょう。お肉や魚にもたんぱく質は含まれているので、食事と一緒にプロテインを飲んでしまうと、1食あたりのたんぱく質が過多となり、栄養として吸収しきれず、脂肪として蓄積されてしまう可能性があります。
プロテイン、こんな飲み方は逆効果!ライザップトレーナーが解説 より
運動をしないでプロテインを飲んでも問題ありませんが、1日の摂取カロリーをオーバーすると、太る可能性は高いでしょう。しかしこれはプロテインに限らず、どの食品にも言えることです。
たんぱく質は身体の材料なので、適正量を摂取できていれば脂肪として太ることはありませんが、過剰に摂取した場合は体脂肪になる「可能性」は否定できません。炭水化物、脂肪の摂取量にも影響されるため、栄養素の全体量を見ながら量を調整する必要もあります。
プロテイン、運動しないで飲むと太る?ゴールドジムトレーナーが回答 より
プロテインは体に悪い?
先述したようにプロテインはたんぱく質です。たんぱく質を取り過ぎると、先述のように脂肪の増加を招くおそれはあります。
「タンパク質は、糖質や脂質に比べると、食べて貯められる量に限りがあります。上限を超えると肝臓で分解され腎臓から排出される(摂りすぎが臓器に負担をかける可能性があるといわれているのはこのためです)ので、太りにくいイメージで捉えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、運動による刺激がない(足りない)状態でプロテインを飲むと、使われないタンパク質は脂肪に蓄えられるため太る可能性は高いと言えます」
プロテインは太るってホント?コナミスポーツクラブの管理栄養士が解説 より
「「たんぱく質」とは?その働き・種類・特徴、たんぱく質が多いおすすめ食品と摂取のポイント[管理栄養士監修]」によると、1日のエネルギーの35%(通常は12~15%)程度のたんぱく質摂取量であれば、健康に大きな弊害が出るといったことは現段階ではないだろうとされています。
プロテインを飲むとオナラが多く出る?
プロテインを大量に飲んだときの「屁」問題。匂いもキツイという悩みを持つトレーニーもいるようです。
この場合は、1回の摂取量を調整しましょう。整腸作用が期待できる食品の活用もおすすめです。
1回の摂取量が多く、消化・吸収しきれないとお腹の中で滞留し、ガスが発生する場合があります。
プロテインを飲むとオナラが多く出る!臭い対策は?ゴールドジムトレーナーが回答 より
プロテインだけで筋肉はつく?
残念ですが、プロテインを飲むだけでは筋肉はつきません。
筋肉をつける原理は、「筋トレ(筋肉への刺激)→栄養補給(筋肉の材料補給)→休養(筋肉の修繕、回復)」が基本です。
※本記事はMELOSで公開された記事 「筋トレの強い味方プロテイン、その効果や正しい飲み方とは?“筋肉俳優”が11種飲み比べ&おすすめプロテインをセレクト」と「プロテインの種類・効果・選び方。初心者は「たんぱく質含有率」をチェックすべし」の一部を再編集したものです。
<Edit:編集部>