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赤ちゃんがあまりハイハイしない…悪影響は?ハイハイ練習におすすめのマット遊びも解説 (2/2)

ハイハイ不足を補うマット遊び8

 私はこうしたことを解決するために、体育の授業でマット運動ではなく、その前段階の「マット遊び」を取り入れています。その際にはさまざまなハイハイを行うのですが、手のひらをつかない、または指でハイハイする受講生が、昔に比べて多いようです。そして、少し違った動きをすると支えられなくなり、崩れたり顔から落ちたりします。

 もしハイハイをさせてこなかった場合は、以下のようなマット遊びに取り組んでみてください。幼児以上なら、どの年代でも効果があります。

普通のハイハイ

 ハイハイが足りない子は、いきなりいろいろなハイハイを行うと手を痛めてしまう可能性があります。まずは、普通のハイハイから慣れていきましょう。このとき、しっかりと手のひらをついてハイハイすることを身につけてください。ちなみに前だけでなく、横向き・後ろ向きも取り組んでみるとよいでしょう。

馬歩き

 膝をつかずに、手と足で四つん這いします。このときも、やはり手のひらをしっかりつくことが大切です。頭とお尻の高さが逆転するので、手のひらをしっかりとつけない人が多くなります。逆立ちするための逆さバランスの感覚を養う最初の段階によいでしょう。

 また、後ろ向きもやってみましょう。通常とは異なる姿勢で手足を動かすことで、転びそうなときに正確に手足を動かせるようにします。

ラクダ歩き

 馬歩きは対角線の手と足が同時に動きますが、ラクダ歩きは同じ側の手と足を同時に動かして歩きます。横向き・後ろ向きもやってみましょう。

ワニ歩き

 馬歩きの大股バージョンです。対角線の手足が同時に動くようにして、さらに同じ側の手を足が追い越すように大股で歩きます。手足が交差するだけで、かなり難しいはずです。前向きだけで構いませんので、頑張ってみましょう。

クモ歩き

 お尻を下にして、手足を使って歩きます。このとき、お尻をつかず歩くように気をつけましょう。前向き・後ろ向き・横向きとやってみてください。

しゃくとり虫歩き

 腕立て伏せの状態から、肘・膝を曲げずに足だけを動かして手足を近づけましょう。次に手だけを動かして、腕立ての姿勢に戻りながら進んでいきます。後ろ向きもやってみてください。

カエル跳び

 手を床についてしゃがんだ状態からカエル跳びします。ここで注意したいのが、必ず手をついて行うこと。手をつかないカエル跳びは膝を痛めてしまうため、絶対に行わないでください。必ず手を床につきながらやりましょう。また、後ろ向きも行ってみてください。

 このほか、「手押し車」なども有効です。取り組むのに遅すぎることはありませんので、ぜひやってみてください。

 このように、ハイハイとは重要な意味を持った成長の過程です。子どもの発育発達過程に無駄なことはありません。「将来使いそうにないから」などといって疎かにせず、その時期を大切にしましょう。まずは、しっかりハイハイできるスペースを確保してあげてください。

<プロフィール>
赤堀達也(あかほり・たつや)
1975年・静岡県出身。小中大でバスケを指導し、独創的理論・論理的指導で体力テスト低水準校が県大会優勝するなど選手育成を得意とする。最高戦績は全国準優勝。2019年度より旭川大学短期大学部准教授として、この理論を応用した幼児体育・健康の研究を行う。またパーソナルストレッチやスポーツスタッキング、部活動改革にも取組む。
[HP] https://mt-a.jimdo.com

<Text:赤堀達也/Photo:Getty Images>

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