
腹筋ローラー(アブローラー)の効果はいつ頃から出る?毎日やるべき?期間の目安 (2/3)
腹筋ローラーにダイエット効果はあるのか
ちなみに、腹筋ローラーに体脂肪を落とす効果は期待できるのでしょうか。
腹筋ローラーだけでは痩せない!
腹筋ローラーは腹筋を中心に鍛える筋トレです。体重減少への効果はゼロとは言いませんが、消費カロリーは有酸素運動より小さいのが現実です。
また、筋トレを行い筋肉量が増えることによる代謝アップについても、小さい筋肉である腹筋より、胸や背中、お尻といった大きい筋肉を鍛えたほうが成果は期待できるでしょう。
●有酸素運動+大きな筋肉を鍛える筋トレをやろう
ダイエット目的であれば、まずは有酸素運動で脂肪を落とすことから始めましょう。そのうえで、スクワットなどの大きな筋肉を鍛えるメニューを行うとよいと考えられます。
腹筋ローラー(膝つき)の正しいやり方
ここからは、腹筋ローラーのやり方を解説していきます。
1. 膝を床につけて、上体がブレないように固定する
2. おへそを覗き込むイメージで、お腹を丸める
3. 反動を使わずに、ゆっくり転がしていく
息を吐きながら体を伸ばして、吸いながら戻す
おへそを覗き込むイメージでお腹を丸めていくと腰を痛めにくい
動画でもフォームと動きをチェックしてみましょう。
横に転がしてもOK
腹筋ローラーを横方向に転がすと、脇腹の腹斜筋を鍛えることができます。
1. 膝をつき、腹筋ローラーを床に置いて掴む
2. 片側に、斜めに半円を描くように転がす
3. 左右交互に行なう
肘が曲がらないように、お腹と脇腹を意識する
前に行き過ぎると、膝が床から浮きやすいので注意
動画でもフォームと動きをチェックしてみましょう。
腹筋ローラーはどこの部位に効く?
腹筋ローラーでは、おもにお腹まわりの筋肉を鍛えることができます。
- 腹直筋(ふくちょくきん)…腹筋中央
- 腹斜筋(ふくしゃきん)…お腹の横
- 上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)…腕の裏側
- 広背筋(こうはいきん)…背中にある大きな筋肉
- 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)…背中にある筋肉
また、体幹を鍛える効果も期待できます。
腹筋ローラーは1日何回やればいい?
まずは5~10回×3セットから
腹筋は持久性が高い遅筋繊維が多いため、「低負荷×高回数」を実施しつつ、刺激に慣れてきたら負荷(キツさ)を高めていくのがよいでしょう。
初心者はまず5回×3セットからチャレンジし、慣れてきたら10回×3セット。
膝をついて行っても効果は十分に高いので、無理に立ちコロ(膝をつけずに引き戻すやり方)は行わなくても構いません。
腹筋ローラーを引き戻すのが難しい場合は、そのまま前に倒れ込みましょう。