フィットネス
2024年9月27日

ジョギングのダイエット効果と、痩せる走り方【徹底解説】 (1/4)

運動不足で体重が増えてきたり、ボディラインが崩れてきたからジョギングを始めてみようと考えている方は多くいらっしゃると思います。「ダイエット効果ありすぎ!」という声もあれば、「痩せない!効果ない!」と嘆く声も。

実際、ジョギングにはどんな効果があるのでしょうか。また、ランニングとの違いは。

パーソナルトレーナー藤本千晶さんが、ジョギングの効果と、カロリー消費を高める正しいフォームと走り方のポイントを解説していきます。

 

ジョギングの効果とは

ジョギングで期待できるのは、体力の向上や内臓脂肪量の低下です。健康的な体を作るためにとても効果的な運動と言えます。くわしく見ていきましょう。

体力の向上

ジョギングをすることで体力が向上し、疲れにくい体を作ることができます。

運動は「有酸素運動」と「無酸素運動」に分けることができます。有酸素運動は体内に取り込んだ酸素を利用しエネルギーを生み出す運動のことで、ジョギングは有酸素運動に分類されます。

酸素を取り込み全身に送り届けるのは、心臓や肺、血管など、いわゆる心肺機能です。有酸素運動をすることで心肺機能が鍛えられ、体力が向上、それにより日常生活で疲れにくくなると考えられます。

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メタボリックシンドロームのリスク低下

 ジョギングを習慣にすることでメタボリックシンドロームになるリスクを低下させることができます。

メタボリックシンドロームとは、内臓肥満に高血圧・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病態を指します(※1)。

内臓肥満がたまることでメタボリックシンドロームを発症しますが、ジョギングなどの運動は内臓脂肪を減少させることができるため、厚生労働省は定期的な運動を推奨しています(※2)。

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※1 メタボリックシンドローム(メタボ)とは?
※2 内臓脂肪減少のための運動(e-ヘルスネット)

全身を引き締める

ジョギングで引き締め効果が期待できる部位は「全身」です。

下半身だけの運動と思われがちですが、全身の筋肉を使います。正しい姿勢を保つためには腹筋・背筋を使い続けなければいけませんし、腕をしっかりと振ることで胸や背中の筋肉を使います。

また、ジョギングの主なエネルギー源は「脂肪」。全身の脂肪を分解し、エネルギー源として利用します。

運動習慣がない人にとってジョギングはとてもよい運動刺激になるため、スタイルアップにはとてもおすすめです。

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