ウェルネスフード
2023年10月25日

きのこの食べ過ぎは「体に害」?どれくらい食べるとダメなのか[管理栄養士監修] (3/3)

一般的な目安として、1食で200g〜300g以上のきのこを摂取することは、「食べ過ぎ」と判断できます。これは、小ぶりのしいたけ(1個15g)13個~20個に相当します。

しかし、個人の消化系の状態や耐性・きのこの種類・調理方法によって、食べ過ぎのラインは大きく変動します。そのためあくまでも上記は目安としてお考えください。

きのこの1日の摂取量目安

きのこの摂取目安量というのは、設定されていません。しかし、きのこに多く含まれる「食物繊維」の目標摂取量は、厚生労働省が発表しています。

  • 男性:21g以上
  • 女性:18g以上

この目標摂取量をクリアするために、きのこを50~100g(しめじ・エリンギなどであれば約1パック分)ほど食べると良いでしょう。不足分は野菜などから補ってください。

▼参考
日本人の食事摂取基準(2020 年版) - 厚生労働省
食物繊維の必要性と健康 - 厚生労働省
不思議がいっぱい!きのこの生態と豆知識 – 農林水産省

監修者プロフィール

たいや内科クリニック
管理栄養士 林 安津美(はやし あつみ)さん

大学卒業後、JAあいち厚生連で37年にわたり病院の管理栄養士として勤務。その間、豊田厚生病院・安城更生病院の技師長として17年間在籍。2022年5月よりたいや内科クリニックへ入職。病態栄養専門管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・腎臓病療養指導士・がん病態栄養専門管理栄養士・和漢薬膳師等の資格を活かし、患者さんの思いを聴き・応え、患者目線でテーラーメイドの医療を届けるよう心掛けている。

<Text:編集部>

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