ヨーグルトを食べ過ぎるとどうなる?「病気になる」「太る」という噂も[管理栄養士監修] (3/3)
1日あたりのヨーグルトの摂取目安量は、大人も子供も100~200gほどです。
大きいパックの場合400gであることが多いので、1日で半分以上は食べないようにしましょう。小さいカップタイプは70~100gほどであることが多いので、1日2個までに抑えましょう。
適量であればイイコトづくし!ヨーグルトのメリット
整腸作用により腸内環境の正常化
ヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌が含まれています。乳酸菌やビフィズス菌を体内に取り入れると、善玉菌が増加し、腸内環境が正常化されます。
腸内環境が良くなると、
- 便通改善
- 老化防止
- 筋力低下防止
- 肌荒れ防止
- 太りにくくなる
などの作用が期待できます。
免疫力が整う
ヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌を摂取すると、腸内の善玉菌が増加します。すると、善玉菌が悪玉菌より優位な立場になり、免疫細胞が正常に機能するようになるため、免疫力向上が期待できます。
血糖値の急上昇を抑える
ヨーグルトに含まれている乳酸は、摂取した食べ物をゆっくり小腸へと運んでくれるため、小腸内での急速な糖吸収を抑制してくれます。その結果、血糖値の急上昇を抑えられます。
血管を強くする
ヨーグルトに含まれているラクトトリペプチドという成分の働きにより、血圧上昇を引き起こすアンジオテンシン変換酵素の作用が抑えられることで、血管強化につながります。
血管が強くなると、血行が良くなり、隅々の細胞まで栄養分を届けることができます。そのため、細胞が十分に機能し、様々な病気予防に働くと考えられます。
精神が安定する
ヨーグルトに含まれるカルシウムには、心を落ち着かせる働きがあります。
また、ヨーグルトには、「幸せホルモン」と言われるセロトニンを生成するトリプトファン(必須アミノ酸)が含まれています。精神を安定させ、質の良い睡眠にも繋げてくれるでしょう。
参考サイト
監修者プロフィール
健康検定協会理事長
望月 理恵子
株式会社Luce代表取締役、管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、小田原銀座クリニック栄養顧問、日本臨床栄養協会評議員。サプリメント・ビタミンアドバイザーなど、栄養・美容学の分野で活躍。多くの方が健康情報を学ぶための健康検定協会を主宰するとともに、テレビ・雑誌などで根拠ある栄養学を提供・監修をしている。「栄養学の◯と×」、「やせる時間に食べてみた!」など著書も多数。
<Edit:編集部>