バナナはダイエット食材として超優秀!管理栄養士の推しポイント
前回は、バナナは冬の気分の落ち込みや、疲れ対策の食材におすすめという話をしました。今回はバナナとダイエットについてピックアップ。解説は、管理栄養士の渥美まゆ美さんです。
ダイエット中、バナナを食べるメリットとは
ダイエット時におけるバナナのメリットを3つ挙げていきます。
- 1本103kcal とダイエット中のおやつにもぴったり
- 食前に食べれば、満足感で普段の食事の食べすぎ防止にも
- バナナに含まれる食物繊維やカリウムは「便秘」や「むくみ」に効果的
カロリーが高いと思われがちなバナナですが、中サイズ1本で103kcalほど。おやつとして最適で、カロリー計算しやすいのもうれしいですね。
糖質が多いと感じている人も多いかと思いますが、適度に糖を摂ることで血糖値がほどよく上がり、腹持ちもよく、満足感が満たされます。
食物繊維も豊富なので、血糖値の急上昇を抑えることができるバナナはダイエット中の方にもうれしい食材です。
タンパク質を補うとさらにGOOD!
ヨーグルトなどと一緒に食べるとタンパク質を補うことができるうえ、乳酸菌などお腹の調子を整える菌もプラスできます。
お菓子類と比べても、バナナは栄養素バランスが高い
バナナには、食物繊維・ビタミンB6・カリウムの3つが多く含まれており、ケーキやプリン、シュークリームなどの洋菓子と比べても栄養価が高いことがわかります。
バナナに含まれる食物繊維は、便秘予防効果もあります。腸内細菌のバランスによって健康状態が左右されるとも言われているので、健康や美容のためにも食物繊維が含まれるバナナはおすすめの食材です。
また、ビタミンB6は酵素の働きを助ける成分として、アミノ酸の代謝を助けることができます。
カリウムはとりすぎた塩分の排出を助けるので、現代人の食生活に不可欠な栄養素ともいえます。
栄養のバランスもよく、ほどよい甘さで満足感を得られるバナナは、ダイエット中の甘いもの欲を満たしてくれます。ソテーやスムージーなどにしてもいいですね。
関連記事:【バナナの栄養と効果】毎日食べると太る?カロリーや糖質は?[管理栄養士監修]
バナナを冷凍しておけば、いつでも簡単に食べることができる
バナナは痛みやすいですが、冷凍保存しておけばいつでも簡単に取り入れられます。
つぶして冷凍する方法
- バナナを半分の大きさに切り、ラップにはさんで手のひらで押しつぶし、ジップロックに入れる。
- なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍庫に入れる。
スムージーなんかにはこちらのやり方がよさそうですね。
つぶして冷凍したものはあまりかたくならないので、室温で放置せずすぐに利用することも可能です。
カットして冷凍する方法
- 使いやすい大きさに切り、小分けにしてラップで包んでジップロックに入れる。
- なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍庫に入れる。
カットして冷凍したものは室温に数分出す程度にして、解かしすぎないようにしましょう。
解凍しすぎると褐変したり水分が出たりしてしまうので、要注意!
監修者プロフィール
管理栄養士 フードコーディネーター
渥美まゆ美(あつみ・まゆみ)
メニュー開発、商品開発、出版、メディア出演、イベント出演、食プロデュースや様々な企業の健康セミナーなど、「美味しい食事を楽しみながら元気でいること」をモットーに活動中。『世界一ラクチンな栄養ごはん』 (西東社)など、出版実績も多数。
<Edit:編集部>