
筋トレの王様「スクワット」の効果と正しいやり方|フォーム・回数・頻度 (1/3)
「キング・オブ・エクササイズ」と呼ばれるスクワット。下半身全体を効率よく鍛えられることから「痩せるならスクワット」と言われるほど、定番で人気のあるトレーニングです。
手軽にできる一方、正しいフォームで行わないと効果が出にくく、腰や膝に負担がかかることもあります。
スクワットの効果や鍛えられる筋肉、正しいやり方や回数・頻度の目安、そしてスクワットの種類別効果も解説します。
スクワットの効果とメリット
スクワットはベンチプレス・デットリフトに並ぶBIG3の一つ。「筋トレの王様」とも呼ばれ、下半身の筋肉を効率よく鍛えることができます。その効果とメリットをみていきましょう。
大きな筋肉を鍛えて代謝アップ
下半身には全身の約6割の筋肉が集まっています。特にスクワットは、大臀筋や大腿四頭筋といった大きな筋肉を動かすため、エネルギー消費が大きくなります。大きい筋肉を鍛えることで基礎代謝が向上し、日常生活でも消費カロリーが増えるため、太りにくい体質づくりにつながります。
脂肪燃焼を助けるダイエット効果
筋肉量が増えると、安静時の消費エネルギーも高まります。短時間の運動でもエネルギー消費が大きくなり、ダイエット中のトレーニングとしても最適です。
下半身の柔軟性と安定性を高める
股関節や足首を大きく動かす動作によって、柔軟性が向上します。体幹も同時に鍛えられるため、バランス力が増し、日常動作がスムーズになります。
ケガ予防やパフォーマンスUPにもつながる
筋力と柔軟性が同時に強化され、腰や膝の負担を軽減します。それだけではなく、ウォーキングやランニング、階段の昇降、ジャンプ動作など下半身の関節を使ったパフォーマンスが格段に向上します。
スクワットで鍛えられる筋肉部位
下半身には全身の約6割の筋肉が集中しています。スクワットはその大部分を一度に鍛えられる効率的な種目で、姿勢の安定や基礎代謝の向上にもつながります。
大臀筋
大腿四頭筋
ハムストリングス
下腿三頭筋
脊柱起立筋
スクワットの正しいフォームとやり方
まずは、一般的なスクワット「ノーマルスクワット」から解説します。
ノーマルスクワットのやり方
1.足を腰幅よりやや広めに開き、つま先は15°を目安に外へ開く
2.お尻を後ろへ突き出すように、股関節から折り曲げ、膝をつま先と同じ方向へ合わせてしゃがむ
3.太ももが床と平行になるまで下ろしたら、ゆっくりと元の姿勢に戻る
横から見た時に背骨とスネが並行になるように、自然に背筋を保ちます。膝がつま先よりも前に出ないよう注意!
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スクワットの効果的な回数と頻度
毎日、何回もやればいいというわけではないのが、筋トレの奥深さ。スクワットは、目的によって回数や頻度が異なります。
ダイエットが目的の場合
15〜20回程度で限界を迎える負荷設定で行いましょう。
筋力向上が目的の場合
3〜7回程度で限界を迎える負荷設定で行いましょう。
トレーニングチューブやダンベル、バーベルなどで負荷を高めて強度調整するのもよいでしょう。
筋持久力をつけたい場合
25~30回程度で限界を迎える負荷設定で行いましょう。
超回復の理論にもとづき、下半身が筋肉痛になったらトレーニングはお休みするか、別の部位を鍛えるようにします。
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