フィットネス
2024年4月2日

【筋肉部位】筋肉の名前一覧と働き|完全保存版 (3/5)

背中の筋肉

広背筋(こうはいきん)

「広い背中」「スッキリとした脇まわり」など、後ろ姿のスタイルに影響するのが背中の筋肉“広背筋”。

おもな働き

開いた腕を閉じる、後ろに持ち上げる、引っ張る動作のときに力を発揮します。

広背筋は背骨(第7胸椎から下すべて)と骨盤、肩甲骨、肋骨から上腕骨に向けて走行している幅の広い筋肉です。

トレーニング上級者は広背筋も上部と下部に分け、ターゲットを絞って鍛えます。また、広い背中を作るエクササイズと、背中の厚みを作るエクササイズというような分け方もします。

背中の広さを作るには、チンニングやラットプルダウンのように上から引く種目がよく行われるでしょう。背中の厚みを作るなら、シーテッドロウなど前から引く種目が多く実施されます。

背中のどの部分を、どのような目的で鍛えたいのかによってエクササイズを選択できるようになれば、トレーニング上級者といえるでしょう。

広背筋を鍛える主なエクササイズ

脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

「重い物を持ってもブレない安定感」「スポーツ競技で当たり負けしないカラダ」を手に入れるためには、背中の筋肉“脊柱起立筋”が重要です。

おもな働き

背中を反らすように起こす、横に倒すときに力を発揮しています。

脊柱起立筋は、腸肋筋(ようちょうろくきん)と最長筋(さいちょうきん)、棘筋(ちょくきん)の3つの筋肉を合わせた総称で、背骨から骨盤にかけて背骨の両側を走行している筋肉です。

人間は、脊柱起立筋によって直立姿勢を可能にしています。また、重いものを持って腰が曲がらないのは、脊柱起立筋がカラダを安定させるために常に力を発揮しているためです。立っている間はつねに力を発揮している働き者の筋肉といえるでしょう。

その分、疲労が溜まると腰痛の原因になります。トレーニングだけでなく、ケアもしっかり行いたい筋肉です。

脊柱起立筋を鍛える主なエクササイズ

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