スクワットの効果が出ない「効かないやり方」とは。ダメなやり方、正しいやり方 (4/4)
ワンレッグスクワット
片足でバランスをとりながら立ち、腰からゆっくりと下げていき膝が軽く曲がるまで下げていきます
体の中でも特に大きな筋肉である大腿四頭筋。ここを鍛えることで代謝が上がり、カロリー消費をしやすい体になり太りにくい体に変化していきます。
スプリットスクワット
前後に足を開いて、前の膝を曲げ、上体を真下に下ろしていく
股関節に的を絞って行うスクワットです。
足の左右差がわかりやすく、グラつきやすいほう(弱いほう)を多めにするとよいでしょう。膝が内側や外側に向かないように注意します。
ブルガリアンスクワット
ベンチや椅子などに後ろ向きで立ち、片足の先を乗せる
お尻を中心に鍛えるスクワットです。足の開きが小さいと、お尻ではなく太ももの前側に効いてしまうので注意が必要です。
関連記事:下半身の筋トレ「ブルガリアンスクワット」総まとめ。効果とやり方、トレーニング回数
スクワットの深さにも種類がある
また、上体を下げていく深さにも種類があります。
地面と太ももが平行になるくらい下げる「パラレルスクワット」、それより膝の角度が浅い「ハーフスクワット」。基本のスクワットは「パラレルスクワット」で、大腿四頭筋、ハムストリングス、大殿筋など下半身の筋肉をバランスよく鍛えます。
「ハーフスクワット」は大腿四頭筋への効果が弱くなり、大殿筋メインになります。また、もっとも負荷の高い「フルスクワット」は、完全にしゃがみ込む深さで行います。
関連記事:筋トレの王道「スクワット」を徹底解説。トレーニング効果・鍛えられる部位・正しい姿勢とやり方・回数の目安
正しいスクワットを行うには「体幹」も必要
スクワットのメインは下半身のトレーニングですが、上半身も背筋をまっすぐ伸ばし安定させなければいけません。
そのためには、体幹の筋肉も必要です。体幹の弱い人は、先に体幹トレーニングをしてあげると、スクワットが安定しやすくなります。
お腹、背中、お尻にもぐっと力を入れて、抜けないようにするのも大切なポイントです。
著者プロフィール
大熊美智代(おおくま・みちよ)
フリーライター&エディターとして美容健康、エクササイズ、グルメ、旅行など執筆・編集を手がける。2009年より新体操ワールドカップ元日本代表・ピラティスインストラクター松本宗子主宰のMTKウェルネスパートナーズ認定講師として活動。現在、よみうりカルチャー錦糸町、セントラルフィットネスクラブ、ヨガピス越谷レイクタウンなどでピラティス、ヨガ、パーソナルトレーニング等の指導を行う。編書に『マタニティ&ベビーピラティス』『ピラティスエクササイズ』(共に小学館)『千葉麗子のインテグラル・ヨーガ』(ローカス)等がある。ラーメン、かき氷、猫が好き
【Instagram】@kuma_48anna
<Edit:松田政紀(アート・サプライ)>