
「仕事行きたくない」はみんな一緒?辛い気持ちを乗り切る方法[カウンセラー監修] (2/2)
- 健康
- 2023年11月28日
- 頭痛が何週間も続く
- 頻繁に動悸がする
- 食欲がなくなる
- 胃の不快感
- 吐き気
- 夜に眠れなくなる
- 朝起きるのが辛くなる
- 理由もなく涙が出る
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仕事行きたくない時の“拒否反応の症状”とは?乗り切る方法も[カウンセラー監修]
朝泣くほどの症状が出ている場合、どうするべき?
仕事への拒否反応として朝泣くほどの症状が出ている場合は、お休みすることを考えてみてください。涙が出る時は、「ストレスで心がいっぱいの状態」を、体が教えてくれているサインでもあります。
- 素直に自分が追い詰められている状態を受け止める
- 職場へ休む連絡を入れる
- しっかり休息を取る
ゆっくりでも大丈夫ですので、この3つのことを行ってみてください。
頑張り屋さん方こそ、「仕事を休むのは良くないこと」と感じるかもしれませんが、涙が止まらない時は、休むことが最優先です。
涙が落ち着いたら、「自由に自分の言いたいことを言ってみよう」という意識で、紙に何が不安なのかを書き出してみましょう。ポイントは、なるべく大きな字で書くことです。不安や恐怖があると、小さい字になりがちなので、気持ちを自由にするためにも、大きな字を書いてみてください。
仕事行きたくなくて、休むのは甘え?
仕事に行きたくてお休みするのは、甘えではありません。自分のことを大切にするために必要な時間ですからね。
「仕事に行きたくない」と思い悩むのは、自分の心が“何か”に気付かせたくて出しているサインです。甘えている・甘えていないという認識の仕方ではなく、「今、自分は仕事に行きたくないと思っているんだな」という事実を認め、理由を丁寧に探る時間を作ってあげましょう。
仕事行きたくないのは、うつ病の前兆?
必ずしも「仕事に行きたくない=うつ病の前兆」というわけではありませんが、不安感や恐怖心を我慢し続けるとうつ病になることがあるので、前兆の1つと捉えて良いかもしれません。
- 仕事のストレスなどで眠れない
- 起きるのが辛いほど体が重い
- 何事にもやる気が起きず辛い
- 不安で落ち込みが激しい
- マイナス感情にひっぱられてしまう
- 胃腸や頭痛など、色々なところに身体の不調がある
- モヤモヤしてスッキリしない
こういった状態が、2週間以上続いている方は鬱だと診断される場合が多いです。もし、このような症状が続く場合は、早めにメンタルクリニックなどで診てもらいましょう。
仕事行きたくなくて、助けてほしい時どうするべき?
「助けて欲しい」と感じている時は、人の助けを必要としている証拠。ですが、そもそも相談できる人がおらず、孤独を感じる方もいらっしゃるでしょう。
そんな時には、本や映画などから、自分の悩みを超えてきた人たちの知恵を借りることをおすすめします。本や映画には、辛いときに元気になるお話がたくさんあります。無理に明るい気持ちで対峙しようとせずに、共感できるものを選んでみてください。
「助けてほしい」と思ったら、プロに頼るのも◎
「話を聞くこと」を職業にしている人もたくさんいます。そのため、「助けて欲しい・話を聞いて欲しい」と思った時は、
- 精神科や心療内科の先生に相談する
- 民間のカウンセラーさんに相談する
という選択肢があることも頭に入れておいてください。「自分にはいつでも話を聞いてくれる人がいる」ことを知っておくだけで、心細さを解消できるかもしれません。
休職した方がいいサインは?
- 仕事のことを考えると、吐き気や動悸がする
- 仕事のことを考えると、冷汗が出てくる
- ミスが続くなど、仕事のパフォーマンスがかなり落ちている
- 仕事をしていると「自分は消えた方がいい」などとマイナスなことを強く感じてしまう
上記のような症状が出ている場合は、心療内科の医師やカウンセラーに相談するのが望ましいです。これらのサインを放っておくと、うつ病などの病気につながる可能性があります。
監修者プロフィール
株式会社コレット
マインドトレーナー・カウンセラー 田中よしこ
株式会社コレット代表取締役。宗教2世・虐待サバイバーの経験から自分を立て直し、独自のメソッドで約7,000人の人生を好転させてきたマインドトレーナー。KADOKAWAより『自分の気持ちがわからない沼から抜け出したい』著書。韓国・タイでも翻訳出版
<Text:編集部/取材協力:ミルトーク>